<銀座>夭折した童謡詩人 金子みすゞの展覧会「100年の時を越えて 展覧会 金子みすゞの詩(うた)」開催

「大漁」「私と小鳥と鈴と」「積った雪」などの作品で知られる童謡詩人、金子みすゞの展覧会「100年の時を越えて 展覧会 金子みすゞの詩(うた)」が、5月24日(水)~5月29日(月)の期間、松屋銀座で開催される。

「みんなちがって、みんないい」(『私と小鳥と鈴と』より)という言葉を生み出した、最も有名な童謡詩人のひとりである金子みすゞ。銀座でその世界観に触れてみては。

画像提供 金子みすゞ著作保存会

画像提供 金子みすゞ著作保存会

今年は金子みすゞ生誕から120年

今年は金子みすゞ生誕から120年の年となる。そして、はじめて投稿した作品が、『童話』『婦人倶楽部』『婦人画報』『金の星』の4誌に一斉に掲載されてからちょうど100年にもあたる。

26歳の若さで世を去った夭折の童謡詩人

金子みすゞは「若き童謡詩人の中の巨星」と称賛されながらも、26歳の若さで世を去ると、その存在は長く忘れ去られていた。しかし、彼女の童謡に心ひかれた人々の思いはとぎれることなくつながり、時を経て、童話作家の矢崎節夫氏による3冊の遺稿手帳発見、『金子みすゞ全集』発行が結実した。

童謡という、誰にでもわかる言葉でうたわれた彼女の作品は、彼女が生きた大正時代から100年の時を越えてなお輝き、現代の人々を魅了し続けている。

直筆の童謡や絵本の原画など紹介

同展では、彼女が情熱をそそいだ童謡の世界を、遺稿手帳や当時の資料で紐解くとともに、直筆の童謡や絵本の原画などを通して作品の魅力を紹介する。

また、同展では、彼女が参加していた童謡同人誌『曼珠沙華』も初展示している。

色褪せない金子みすゞの世界観や、初展示される貴重な資料を見に銀座を訪れてみてほしい。

100年の時を越えて 展覧会 金子みすゞの詩
会期:5月24日(水)~29日(月)
営業時間:午前10時~午後8時 ※28日(日)は午後7時30分、最終日は午後5時閉場。入場は閉場の30分前まで
会場:松屋銀座8階イベントスクエア
所在地:東京都中央区銀座3-6-1
入場料:一般1,200円 ※前売りは1,000円
アクセス:https://www.matsuya.com/ginza/access/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000047963.html

(角谷良平)

※前売り券はローソンチケット(Lコード:33617)にて取り扱う
※混雑の際は、待つ場合や、整理券を配布する場合がある