芦屋にフレンチの巨匠の子息ルイ・ロブション氏の“世界で最初の焼菓子店”がオープン

生前、世界で最も多くミシュランの星を保持していたシェフとして知られる、フレンチの巨匠、ジョエル・ロブション氏。

彼の子息のルイ・ロブション氏が、兵庫県・芦屋に、自身のブランド世界1号店「Pâtisserie La Gare by Louis Robuchon(パティスリー ラ ガール バイ ルイ ロブション)」を、4月28日(金)オープンした。

こだわりの焼き菓子は、ギフトや手土産にぴったりの逸品だ。

「芦屋」という場所を選んだ新たな挑戦

同店は、再開発事業で注目されているJR芦屋駅南地区エリアにオープンする。

東京や大阪からも出店の引き合いがある中、あえて芦屋にオープンする理由はその歴史にある。芦屋はかつて「精道村」と呼ばれており、「精」という文字には「念入りに手を加える」「混じり気のない純粋なもの」「優れたもの」という意味がある。それは、ルイ・ロブションさんが最も大切にしてきた理念であり、父ジョエル・ロブションさんが大事にしてきた精神でもある。

父から引き継いだEsprit(精神)を抱き、彼の新たな挑戦が芦屋から始まる。

フランスと日本が合わさった魅力的な焼き菓子

同店では、フランス・ポワティエで19世紀に生まれた洋菓子「トゥルトー」を始め、青のりや喜界島産黒糖、くるみを使った「フィナンシェ」、芋焼酎を用いた「モワルー」、高級ラム酒「Rhum J.M XO」をたっぷりと使った「カヌレ」、フレンチシングルモルト「AIKAN WHISKY」香る「フォンダンショコラ」など、フランス人の父、日本人の母を持つルイ・ロブションさんにしか表現できない焼菓子を約25種取り揃えている。

工房も併設し、フィナンシェ、マドレーヌなど一部の菓子は焼き立てで提供。ECサイトでの販売も計画中だ。

そして、ルイ・ロブションさんが厳選した焼菓子に合うためのワイン、シャンパンも取り揃えている。

フランスの高級バターを使用

フィナンシェ、マドレーヌ、そしてフランスの代表的な焼き菓子モワルーには、「パンプリーバター」をふんだんに使用。

同バターは日本国内ではそれほど流通していないが、フランスが規定する品質認証制度「A.O.C」を獲得しており、三つ星シェフ御用達の高級バターだ。

そんな「パンプリーバター」を使ってバタークリームを作り、ロールケーキにしたスイーツも新たに開発。まるでバターそのものを食べているかのような濃厚さが楽しめる。

「トゥルトー」は、ルイ・ロブションさんがルーツを持つポワティエの伝統的なチーズケーキ。通常は素朴な味が特徴だが、同店流に華やかにアレンジしている。

日本と世界の架け橋として活動中

ルイ・ロブションさんの父は「フレンチの皇帝」としてミシュランの星を世界一持つ料理人、故ジョエル・ロブションさん。母は博多出身の日本人で両国にルーツを持つ。

幼少時代を福岡、高校までの学生時代をフランス・パリ、大学生活を慶應義塾大学総合政策学部で過ごし、両国の持つ素晴らしい味覚や感性を養った。これまでの知見と、世界のミシュラン・レストランへのグローバルなつながりを活用し、日本と世界の架け橋として活動している。

芦屋からスタートする、ルイ・ロブションさんの挑戦が楽しみだ。

Pâtisserie La Gare by Louis Robuchon
所在地:兵庫県芦屋市船戸町1-6
営業時間:10時~20時
定休日:不定休
公式サイト:https://lagare-louis-robuchon.com/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000120540.html

(田原昌)

※日本で現在展開されている「ジョエル・ロブション」名義の店舗とは直接の関係はない