4月8日(土)から5月28日(日)の期間、「福岡アジア美術館」にて「古代エジプト美術館展」が開催される。
同展ではミイラやミイラマスク、木棺、神殿の柱、ツタンカーメンの指輪といった世界的に貴重な遺物や、当時の生活様式がわかるジュエリーやレリーフなど約200点を展示。興味深い古代エジプトの世界を堪能したい。
「古代エジプト美術館展」で当時の文化の全貌を知る
同展では、日本唯一の古代エジプト専門美術館「古代エジプト美術館 渋谷」のコレクションを4章構成で紹介。
国内では質量ともに第一級の内容を誇る同コレクションは、先王朝時代からローマ支配時代まで網羅しており、古代エジプト文化の全貌がうかがい知れる。
<1章>古代エジプトの神々と信仰
古代エジプト人は、自らが存在する世界や宇宙は創造神によって創られたもので、その後、数多くの神々が誕生していったと考えていた。1章では、多様な神々の護符や神像、動物のミイラを紹介する。
<2章>ファラオが率いた国家
古代エジプトの社会は、ファラオ(国王)を頂点とする国家であり、ファラオの下にいる人口の約10%にあたるエリート高官たちによって国家が運営されていた。長い古代エジプトの歴史において、ファラオたちは常に絶対的権力を行使していた。2章では、ファラオをモチーフとした像やレリーフ、神殿の柱などを紹介する。
<3章>古代エジプト人の衣・食・住
古代エジプトの衣・食・住については、多くの資料が残されている。乾燥した気候により、墓に副葬された品々が朽ちることなく現存しているためだ。また、墓や神殿の壁面に描かれた図像には、当時の人々の生活を表す多くの場面が描かれている。3章では、ツタンカーメン王の指輪や化粧用容器、ジュエリーなどを展示する。
<4章>古代エジプトの死生観―再生とミイラ
古代エジプト人は、死後に再生し永遠の生命を得ると信じていた。そのため、死者の遺体をミイラとして保存する文化があり、第3中間期*には、その技術は頂点に達した。4章では、少女のミイラや人型木棺、副葬品などを紹介する。
コラボグッズも多数販売
同展では、「ぺこちゃん」やアート・キャンディ・ショップ「PAPABUBBLE(パパブブレ)」とコラボレーションしたオリジナルグッズも販売。さらに、文具・雑貨メーカー「ハイタイド」や茶専門店「TEAVER TEAFACTORY(ティーベルティーファクトリー)」とのコラボ品もあるので要チェックだ。
3000年の巨大文明と共に、古代エジプトへの扉を開く美術館展。人々の知見を広げてくれる貴重な機会となりそうだ。
古代エジプト美術館展
会期:4月8日(土)~5月28日(日)
休館日:水曜日 ※ただし5月3日(水・祝)は開館し、5月8日(月)は休館
観覧時間:9時30分~18時 ※金・土曜日は20時まで、最終入場は30分前まで
会場:福岡アジア美術館 7階 企画ギャラリーA・B・C
所在地:福岡県福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7階
観覧料:一般1,600円 ほか
チケット購入方法:ARTNEチケットオンライン(https://artne.jp/tickets)、ローソンチケット(Lコード82255)、セブンチケット(セブンコード098-803)などで販売
公式サイト:https://artne.jp/ancientegypt/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000027592.html
(IKKI)
* 前1070~前664年