三越前で開催中の「伝統舞台美術の世界」で歌舞伎の背景画を楽しむ。一点物のスペシャルアートプロダクトも

歌舞伎の背景画をアートプロダクトへ。

コレド室町テラスにて、「CHIKIRI PROJECT(ちきりプロジェクト)」のイベント「伝統舞台美術の世界」が4月16日(日)まで開催中だ。

裏方の仕事を伝える「CHIKIRI PROJECT」

「CHIKIRI PROJECT」とは、人や企業、商品や素材、技術や経験、歴史や伝統をつなぎ、伝えることをテーマとしているプロジェクト。

創業130年の歴史を誇る老舗の舞台美術制作会社・金井大道具と共同で開発したプロダクトを、ポップアップイベントやオンラインショップなどを通じて人々に届けている。

同プロジェクトは、メンバーが金井大道具と仕事で知り合ったことをきっかけに、「裏方の魅力を広く伝えたい」という思いを抱いたところからスタートした。

金井大道具は歌舞伎や舞踊といった伝統芸能の舞台美術をはじめとして、国内で行われる大規模イベントの舞台設営や、テレビのセット製作など、多くの美術製作の現場に携わっている。木工職人、絵師、セットデザイナーなど、幅広いものづくり専門家が集まる、まさに「職人集団」と言っても過言ではないだろう。

「伝統舞台美術の世界」で歌舞伎の背景画を楽しむ

今回のイベント「伝統舞台美術の世界」では、CHIKIRI PROJECTのすべてのプロダクトを展示販売。

舞台背景の製作を行う絵師が実際の技法によって、ひとつひとつ丁寧に描いたアートプロダクト「テアトルバック」などもフルラインナップする。

また、開花シーズンにあわせ、桜を題材にした歌舞伎背景画をモチーフにしたスペシャルアートプロダクトも展示されているので、あわせて注目してほしい。

プロダクトの製作を担当する金井大道具には、たくさんの歴史が刻まれた道具たちがあふれている。

100年以上の伝統を受け継いでいる技術や魅力を、その使い古された道具たちと共に展示する。

絵描き技術者を講師に招いたワークショップも

会期中に、実際の歌舞伎背景画の絵描き技術者を講師に招いたワークショップも開催。

歌舞伎の舞台美術に登場する壁装飾のひとつ「花丸」を、実際の塗料を用いて講師と一緒に金色紙に描く。

普段見ることのできない舞台美術の裏側と、その美しさの魅力に触れてみては。

CHIKIRI PROJECT「伝統舞台美術の世界」
期間:開催中〜4月16日(日)
場所:誠品生活日本橋
所在地:東京都中央区日本橋室町3-2-1 COREDO室町テラス2階

ワークショップ
日程:3月18日(土)、3月19日(日)、4月1日(土)、4月2日(日)
時間 :[1]11時30分〜13時[2]14時〜15時30分
定員:各回10名
料金:2,500円(税込)
申し込みサイト:https://peatix.com/event/3516600/view?k=93df0cb6ea43da69d2d2c977628a781a2628ff69

CHIKIRI PROJECT公式サイト:https://chikiri-project.com/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000101547.html

(IKKI)