イタリア最古のオートバイメーカー、モト・グッツィから世界初のバイクが誕生した。
今年の初夏、アダプティブ・エアロダイナミクスやセミアクティブ・サスペンションを搭載した「V100 Mandello(マンデッロ)S」が日本に上陸する。
同時に標準サスペンション搭載の「V100 Mandello」も発売する。2月6日(月)より全国のモト・グッツィ正規販売店にて受注を開始した。
オールラウンダーモーターサイクル「V100 Mandello」
V100 Mandelloは、ロードスターのような乗り味と、ツアラーのような走行性を兼ね備えた全く新しいコンセプトのオールラウンダーモーターサイクルだという。そのこだわりはデザインから内部構造にまで及ぶ。
美しさが際立ったデザイン
デザインはエレガントでスポーティ。正面にはイーグルをかたどったDRL、側面では指輪にはめ込んだダイヤモンドのようなエンジンデザインが際立つ。リア周りは航空機エンジンのアフターバーナーをモチーフにしたテールライトが目を引く。
ラジエーターの配置を工夫することにより表面のラバーホースを排除。電子機器もすべての配線を隠すなど、メカニカルな美しさを実現している。
世界初の「アダプティブ・エアロダイナミクスシステム」
速度やライディングモードに応じて燃料タンクの両側にあるディフレクターの高さを自動的に調整する「アダプティブ・エアロダイナミクスシステム」を搭載。これは市販車では世界初の試みとなる。
シャーシはコンパクトで扱いやすく、長距離走行でも優れた安定性を誇る。スチール製チューブフレームの独自のレイアウトにより、軽量化と同時に剛性を備える。
「コンパクトブロック」と呼ばれる新型ツインエンジン
モト・グッツィとしては初めて、「コンパクトブロック」と呼ばれる新型エンジンを搭載。伝統的な90°縦置きV型ツインの構造を尊重しつつ、ますます厳しくなる環境規制に対応できるよう進化を遂げている。
燃費やメンテナンス費用にも気を配る現代のライダーのニーズに応えるため、技術者たちは従来のエンジンとは主要な構成部品をひとつも共有しない、全く新しい設計を選択したという。
新時代のニーズに即した装備
標準装備として、DRL付きフルLEDライトクラスターや、車体を傾けた際の視認性を高めるベンディングライトシステム、パッセンジャーシート下の収納スペースに装備したUSBポート、クルーズコントロールが含まれる。
5インチTFTカラーインストルメントは、燃料レベル、気温、冷却液の温度、選択したギア、残りの航続距離、瞬間燃費などのデータを表示する充実した内容となっている。
また、SバージョンにはスマートフォンとBluetooth接続して機能を拡張する、モト・グッツィMIAマルチメディアプラットフォームを搭載する。直感的なハンドルバー操作で音声アシストや通話、音楽を管理できるという。
6月より順次出荷予定
V100 Mandello Sはメーカー希望小売価格2,640,000円。「2121グリーン」「アバンギャルドグレー」の2カラーを揃える。
一方のV100 Mandelloは、メーカー希望小売価格2,200,000円で、カラーは情熱的な「マグマレッド」だ。
いずれも6月より順次出荷される。モト・グッツィらしさと最新テクノロジーが同居する、まさにオールラウンドな一台。初夏のツーリングが待ちきれない。
V100 Mandello S/V100 Mandello
出荷時期:6月より順次
メーカー希望小売価格:2,640,000円(V100 Mandello S)、2,200,000円(V100 Mandello)
製品ページ:https://www.motoguzzi.com/jp_JA/v100-mandello/?id=prt
(SAYA)
※価格はすべて税込
※モト・グッツィMIAには日本では機能しない内容が一部含まれる