3年ぶりに行動制限がなかった2022年の「登られた山」ランキングを登山アプリ「YAMAP」が発表

登山地図GPSアプリ「YAMAP(ヤマップ)」を運営するヤマップ社は、同アプリの登頂数(活動日記数)が多かった山をエリア別に集計した、2022年に「登られた山」ランキングを公開した。

2023年、登りたい山の参考にもなりそうなデータだ。

登山地図GPSアプリ「YAMAP」で人気の山発表

YAMAPに投稿された活動日記数は、豊かな自然を求める価値観の広がりとともに増加し、今年10月には過去最高となる月間76万件を超えた。同ランキングの集計元となる活動日記数や人気指数は、登山・アウトドアアクティビティの実像を示すひとつの指標になっている。

北海道エリア

2022年に北海道エリアで最も登られた山は、札幌の中心地に近い「藻岩山」が2年連続の1位となった。2位は札幌の市街・パノラマを一望できる「三角山」。3位には道内最高峰を誇る日本百名山「旭岳」がランクインした。

東北エリア

東北エリアではロープウェイもあり、気軽に楽しめる日本百名山「安達太良山」も2年連続の1位となった。2位は猪苗代湖を望む「磐梯山」。朝日連峰・蔵王など抜群の眺望を楽しめる「月山」が3位に。

関東エリア

関東エリアは都心からのアクセスの良い「高尾山」に続き、丹沢南部を代表する人気の山「塔ノ岳」が2位に。3位には今年、ふもとに観光案内所を新設するなどした「筑波山」が続いた。

北陸エリア

浄土山、雄山、別山合わせた立山三山で知られ、四季折々の美しい景観が楽しめる「立山」が、北陸エリアで2年連続で1位に。2位は国内有数の花の山としてさまざまな高山植物が見られる「白山」。3位も「文殊山」が入った。

甲信越エリア

甲信越エリアでは北アルプスの入門の山としても知られ、360度の大パノラマを楽しめる「燕岳」が大きく伸長し1位となった。ロープウェイで移動でき、手軽に日帰り登山を楽しめる中央アルプス「木曽駒ヶ岳」が2位に。3位は「大菩薩嶺」。

東海エリア

東海エリアでは、初心者でも登りやすい遊歩道が整備され、名古屋近郊の霊山として崇められている「猿投山」が2年連続の1位となった。2位は岐阜市にほど近く美しい夜景も望める「金華山」。3位には「富士山」が初めてランクインした。

近畿エリア

近畿エリアでは四季を通じて登山者や観光客で賑わう金剛山地の主峰「金剛山」が2年連続の1位となった。琵琶湖や鈴鹿山脈を一望できる滋賀県の最高峰「伊吹山」も2年連続の2位。「六甲山」も2年連続の3位となった。

中国エリア

中国エリアでは晴れた日には境港まで眺めることができる「大山(弥山)」が2年連続の1位となった。2位には、初心者でも登りやすいコースが多い花こう岩の岩峰「右田ヶ岳」、3位には「福山」が入った。

四国エリア

四国エリアでは、西日本最高峰を誇り、紅葉が有名な「石鎚山」が2年連続の1位となった。頂稜部に広がる草原と次郎笈への縦走が魅力の「剣山」、その西方に位置し、稜線上に爽快な笹原が広がる高知県最高峰「三嶺」も2年連続の2〜3位となった。

九州エリア

九州を代表する名峰を擁する「くじゅう連山」、福岡県内で最も登山者が多いとされ、2020年「鬼滅の刃」のルーツとしても脚光を浴びた「宝満山」が2年連続の1〜2位となった。次いで「韓国岳」が初のランクイン。

昨年の結果と見比べても面白い。早くも山開きが楽しみになってきた。

調査期間:2022年1月1日(土)〜11月30日(水)
指標:期間中の登頂数をエリア別に集計し人気指数としてスコア化

参考URL:https://corporate.yamap.co.jp/news/2021-12-27

(hachi)