ヴァージル・アブローさんの新作「MODULAR IMAGINATION」をカッシーナ・イクスシー青山本店でチェック

現在、カッシーナ・イクスシーの直営店がクリスマスムード一色に染まっている。

そんな中、青山本店に一際目を引くブロック型オブジェのインスタレーションが登場。故ヴァージル・アブローさんによる新作「MODULAR IMAGINATION(モジュラー・イマジネーション)」が12月25日(日)まで展示中だ。

ヴァージル・アブローさんの新作「MODULAR IMAGINATION」

イチョウ並木が黄金色に染まり、散策に訪れる人々で賑わう外苑前エリア。

1997年のオープンから今年で25周年を迎えた青山本店のエントランスを飾るのは、今年6月に開催されたミラノ・デザイン・ウィークでカッシーナが発表し話題となった、アブローさんによる新作インテリアだ。

ミラノのショールームと同様にオレンジ色を大胆に配したインスタレーションで、ブロックのように自由な発想で組み合わせられる同商品の特徴をアピールしている。

「ブロック」として無限の可能性を持つインテリア

カッシーナと共にこのプロジェクトの構想を練ったアブローさんは、建築学の修士号を持ち、現代文化の先見性を持つデザイナーだった。

2つのサイズのブロックは硬質でインダストリアルな外観が持ち味。対して、手触りはソフトでやや弾力があり、シートやサイドテーブルとしても使用できる。

(左から)W450×D450×H450mm ¥330,000、W780×D450×H450mm ¥550,000(共に税込)

(左から)W450×D450×H450mm ¥330,000、W780×D450×H450mm ¥550,000(共に税込)

オレンジ色の円筒形のパーツをユニットの間にはめ込んで連結し、ブロックのように並べたり重ねたりすれば、オットマン、ベンチ、テーブルなどとしても使える。

製品のライフサイクルを終えた後を考えた設計

同商品はサステナブルな取り組みも意識してデザインされている。張り地のソフトポリウレタンには、生物由来のポリオールを配合。さらに、木製の芯材もリサイクル素材だ。

そして一番注目したいのは、底面に示される点線とハサミのマークだろう。同商品は、製品のライフサイクルが終了した時点で張り地を芯材から切り離せるようになっている。つまりこの点線に沿って切り離すことにより、各パーツを適切に回収・リサイクルできるということだ。

なお、カッシーナ・イクスシーの青山本店だけでなく、12月27日(火)までは伊勢丹新宿店メンズ館の立方体の展示空間SI(ストアアイデンティティ)でも同商品のインスタレーションが展示されている。

さらに、カッシーナ・イクスシーLINE公式アカウントと友だちになり、配信されたクーポンを直営店で提示すると、“ABLOH-CASSINA”のロゴステッカーももらえる。

気になった人は一度、足を運んでみては。

カッシーナ・イクスシー青山本店
所在地:東京都港区南青山2-12-14 ユニマット青山ビル1,2,3F
営業時間:11時~18時(土日祝は19時まで)
定休日:水曜日 ※祝祭日の場合は営業

カッシーナ・イクスシー公式WEBサイト:https://www.cassina-ixc.jp

(IKKI)