東京・目黒で開催、鯖江職人が蘇らせたヴィンテージ眼鏡「GI GLASSES」を実際に試着できる2日間限定イベント

文化資産保護プロジェクト「CULTURE BANK(カルチャーバンク)」が12月3日(土)、4日(日)の2日間限定で、目黒区のインテリアショップ「BasShu(バッシュ)」にて、ヴィンテージGI GLASSES(GIグラス)の試着イベント*を開催する。

ヴィンテージGI GLASSESをメンテナンスしたのは、高い技術力で知られる鯖江市の職人たち。当日は、日本職人の手によって現代に蘇ったヴィンテージGI GLASSESの魅力を余すことなくチェックできる。

鯖江の職人たちの技術により蘇ったGI GLASSES

軍用語で用いられる「GI(Government Issue)」とは、 アメリカ陸軍の兵士の俗称だ。

彼らには官給品としてさまざまなアイテムが支給されたが、GLASSES(メガネ)においては「American Optical(アメリカンオプティカル)」「SHURON(シュロン)」「Bausch & Lomb(ボシュロム)」「 Harlequin(ハーレクイン)」「USS(United States Safety Service Co.)」「Rochester Optical(ロチェスターオプティカル)」「HALO」など、 アメリカを代表する数々の一流メガネメーカーがその生産を担ってきた。

LAの古い倉庫からリム(フロント部分)のみ発見されたGI GLASSES。60年代第二次世界大戦後に生産されたもので、それ以前のワイヤータイプのフレームから、セルロースアセテートに変更となった歴史的に貴重な品だ。

今回はそのアイテムをベースに、日本が誇るメガネの聖地・鯖江にて当時の資料から不足パーツを製作した。

クリアグレーのモデルは68年に生産が終了したもので、コレクターズアイテムとしても高い人気を誇る。

サイドのカシメも忠実に再現。飾りとして処理されることの多いディテールだが、こちらはしっかりとテンプルをはさみこみ、当時と同じ頑丈な造りに仕上げた。

専門スタッフと職人の手が入った確かなアイテム

ヴィンテージショップでメガネを見つけたとしても、その品質の見極めには専門的な知識が必要で、敷居が高いイメージがある。

今回は専門スタッフが徹底的に検品を行い、さらに鯖江市の職人が歪みなどをチェックした上で最終調整を行っているので、安心して購入できるのも魅力だ。

ヴィンテージならではの味わいと、現代で使用できるだけの品質を備えたメガネ。メガネユーザーやファッション通から注目を集めそうだ。

ヴィンテージGI GLASSESの試着イベント
日時:12月3日(土)11時~19時、12月4日(日)11時~17時
場所:BasShu 目黒ストア
所在地:東京都目黒区八雲1-5-19-1F

BasShuオンラインサイト:https://basshu.jp/

(IKKI)

*当日は試着のみ、購入はオンラインから可能