日本一の栗「いばらきの栗」を使って有名レストランの一流シェフたちが手がけた珠玉のメニューに舌鼓

栽培面積・生産量ともに日本一を誇る茨城県の栗を使って、「ミシュランガイド」掲載店など都内各所の有名レストランが料理を創作。11月末まで茨城県産の貯蔵栗を使ったメニューの数々が味わえる。

栗の品種名をいくつ知っていますか?

茨城県は、栽培面積・生産量ともに日本一(*1)を誇る栗の一大産地。笠間市、かすみがうら市、石岡市、茨城町など各地で栽培されている。「丹沢」「ぽろたん」「利平」「筑波」「銀寄」「石鎚」「岸根」など様々な品種があり、ほくほく、しっとり、甘みが強いものなど、いろいろな栗が楽しめる。

Nabeno‐Ism(ナベノイズム)×いばらきの栗

ミシュラン2つ星に輝く、東京・浅草駒形のフランス料理店「Nabeno‐Ism(ナベノイズム)」シェフ渡辺雄一郎氏が手がけたのは、「茨城県産笠間栗のモンブラン エヴォリエ ラム酒香るダクワーズ、軽やかなカフェのエスプーマ、島根県産クロモジのグラスとのハーモニー 氷蔵熟成栗の雨を降らせて」。ディナーコース25,000円で提供される(*2)。

秋の定番のモンブランが、茨城県産笠間栗との出会いで群を抜いて素晴らしい仕上がりに。重層的な味わいと食感を楽しめる逸品で、仕上げに、客席で「丹沢」栗のパウダーをふりかける演出も魅力的だ。

ナベノイズムの宮脇侑司シェフパティシエの手によるデザートは「テリーヌ・オ・ショコラ マロン」(4,500円)。「筑波」栗のフレッシュな味わいを活かした渋皮煮をふんだんに使ったテリーヌショコラは、オンラインショップ限定の商品で、予約すれば店頭でも購入可能。木箱入りでギフトにも最適だ。

Nabeno‐Ism(ナベノイズム)
所在地:東京都台東区駒形2-1-17
営業時間:12時~15時、18時~22時
定休日:月曜(不定休あり)

*1 農林水産省「令和2年産果樹生産出荷統計」より
*2 事前予約の場合はランチコースでも提供可

サルデスカ×いばらきの栗

生産者から直接仕入れる旬の素材の魅力を深田裕シェフが最大限引き出す「サルデスカ」。「揚げ栗ときじのコンソメ」は、予約制おまかせコース「野菜と魚と肉のコース」11,000円・「野菜と魚のコース」6,600円の一品として提供される。

氷蔵熟成された「丹沢」の栗を、とろみをつけたきじのコンソメと共に食する。卵の衣をまとわせて揚げた菊芋、低温で乾燥させたケールも添えられ、食感の変化も楽しめる一品だ。

「栗のテリーヌとイベリコチョリソー」は、予約制おまかせコース「野菜と魚と肉のコース」11,000円、「野菜と魚のコース」6,600円の一品として提供。「筑波」の栗をポレンタと合わせた和洋折衷の一品は、口の中で旨味が渾然一体となって広がる。

サルデスカ
所在地:東京都台東区下谷1-6-7 竹内マンション1階
営業時間:18時~23時
定休日:水曜・木曜

クラージュ×いばらきの栗

相澤ジーノ氏が2018年にオープンしたレストラン&バー「クラージュ」がディナーコース15,000円で提供する「帆立のポワレ 筑波栗のソース」。

「筑波」栗を蒸してから焼き、香ばしさをまとわせてからピューレにし、クリームやバターと合わせて栗のソースが完成。焦しバターで仕上げた栗とカリッと焼き色をつけた帆立の塩味に、風味豊かな栗のソースがよく合う。

同じくディナーコース15,000円で提供する「丹沢栗のガトーショコラ」は、氷蔵熟成で甘みがのった「丹沢」栗を茹で、ホクホクとした食感はガトーショコラとの相性が抜群。季節感あふれる和栗のデセールだ。

クラージュ
所在地:東京都港区麻布十番2-7-14 azabu275 1F
営業時間:17:30~23:00(22:15LO)
定休日:日曜、祝日休、不定休

各店とも11月末までの提供予定で、食材がなくなり次第終了となるので、店舗までお問い合せを。自宅で食べる栗ご飯や焼き栗、モンブランや渋皮煮の栗スイーツなども美味しいが、日本一の「いばらきの栗」の真髄をレストランで味わってみては。

茨城県の農産物の情報「茨城をたべよう」:https://www.ibaraki-shokusai.net/

(MK)

※価格はすべて税込
※農林水産省 令和2年産果樹生産出荷統計