Onitsuka Tigerがサボテン由来の素材を初めて採用した「MEXICO 66 CACTFUL」を発表

リアルレザーでは表現が難しい、自然の恵みを描出したカラーバリエーションに注目!

ファッションとスポーツ、ヘリテージとイノベーションを融合させたコンテンポラリーなコレクションを展開している日本発のファッションブランドOnitsuka Tigerが、ブランドの代名詞ともいえる「MEXICO 66」のアッパーにサボテン由来の素材を初めて20%以上採用した「MEXICO 66 CACTFUL」を発表した。世界15ヵ国のOnitsuka Tiger旗艦店で2023年1月より展開予定だ。

Onitsuka Tigerとメキシコとの深い繋がり

Onitsuka Tigerとメキシコの繋がりは、1966年にOnitsuka Tigerとして発表した「メキシコライン」(現在のOnitsuka Tiger Stripes)や、1968年開催のスポーツの祭典メキシコ大会で、日本選手団が着用したシューズが、今日の「MEXICO 66」のモデル名やデザインのルーツになっていることに由来する。

Onitsuka Tigerを象徴するモデル誕生のきっかけのひとつとなった国であるメキシコに、数多く生息するウチワサボテンを由来とする本素材に、「メキシコ」という共通のルーツという親和性と、環境に配慮した素材としての今後の可能性を感じて、「MEXICO 66 CACTFUL」の開発に挑んだ。

「MEXICO 66 CACTFUL」16,500円(サイズ:22.5cm - 30.0cm, 31.0cm)

「MEXICO 66 CACTFUL」16,500円(サイズ:22.5cm – 30.0cm, 31.0cm)

サボテンから作られた持続可能な植物ベースの素材

メキシコのAdrian and Marte(エイドリアン アンド マルテ)社によって開発された「DESSERTO」は、有害な化学物質であるフタル酸エステルやPVC(ポリ塩化ビニル)を使用せず、水の消費量も比較的少ないため、環境に配慮したバイオ素材として世界的に注目されている。

DESSERTOは、メキシコの大地で育まれたサボテンから作られた持続可能な植物ベースの素材で、耐久性に優れ、紫外線にも強く、しなやかで柔らかな肌触りが特徴。今回Onitsuka Tigerは、この「DESSERTO」の技術者とともに、Onitsuka Tigerの厳しい基準をクリアする、環境配慮と耐久性の両方を兼ね備えた素材の共同開発に至った。

サボテンで表現する風合いやカラーリングに注目

「MEXICO 66 CACTFUL」は、「MEXICO 66」のアイコニックなデザイン要素はそのままに、アニマルレザーでは表現が難しい、サボテン由来素材の特徴である柔らかな風合いを引き立てるオリジナルカラー5色を展開。

さらにサボテン由来素材の特徴である軽量性を活かしたシューズ設計や、リサイクル素材を使用したシューレースなど環境に配慮した素材を採用しているのも特徴だ。

「MEXICO 66 CACTFUL」は世界15ヵ国のOnitsuka Tiger旗艦店で2023年1月より展開予定。スポーツシューズ界ではリサイクル素材の採用など、サステナブルな素材開発が進んでいるが、その一歩先を踏み出すOnitsuka Tigerの挑戦。メキシコの大地で育まれたサボテンで表現する風合いやカラーリングを楽しみたい。

特設サイト:https://www.onitsukatiger.com/jp/ja-jp/mk/mexico66cactful

(MK)

※価格はすべて税込