英国アンティーク博物館「BAM(バム)鎌倉」を題材にした書籍が販売中。英国と鎌倉、隈研吾氏との関係とは

鎌倉にオープンした博物館「BAM(バム)鎌倉(BRITISH ANTIQUE MUSEUM KAMAKURA)」について書かれた、建築家・隈研吾氏監修の書籍『隈研吾 鎌倉に小さな英国アンティーク博物館をつくる訳』が販売中だ。

また、出版記念として、隈研吾氏、BAM鎌倉の館長・土橋正臣氏、 英国大使ジュリア・ロングボトム氏の3名によるプレス会見の動画も公開中だ。

英国アンティーク博物館「BAM鎌倉」

鎌倉鶴岡八幡宮から徒歩1分の参道に、世界的建築家・隈研吾氏が手掛けた英国アンティーク博物館が今年秋にオープン。鎌倉彫をモチーフにした外壁のファサードは、一見の価値あり。

シャーロック・ホームズの部屋を再現し、ヴィクトリア時代の部屋など時代やテーマに添ったフロアがある。土橋館長が30年の歳月をかけて集めた、本物の英国アンティーク100年コレクションが、鎌倉の参道沿いの小さなミュージアムに並ぶ。

書籍で知る博物館の魅力

同施設の建築設計・デザインを隈研吾氏が担当し、その過程を写真家の森日出夫氏が撮影した。

「Chapter 1」において、隈研吾氏のインタビューを通じて、鎌倉に英国アンティーク博物館を建てる意義を、「Chapter 2」では、建築を構造面から解説し、「Chapter 3」においては、博物館のフロアごとのテーマやアンティークの背景にある物語、その愉しみ方を掲載。

鎌倉と英国を結ぶヒトとモノの深い繋がり

「Chapter 1」は、鎌倉と英国、隈研吾氏のつながりを描く。また、隈研吾氏と館長の対談では、「過去と未来を繋ぐ建築」をテーマにしている。

最新技術を施した鎌倉彫のファサードによる木質化

「Chapter 2」では土地の話、ファサードと鎌倉彫、家具職人の技術を紹介。そして「BAM」という、シンプルな3つの文字に込められた伝統と新しさについて語る。

「KUMA’s ティールーム」では、窓を掛け軸と見立て、その風景には鶴岡八幡宮の本殿と鳥居、そして英国ナショナルトラストの考えで守られた裏山が見える。鎌倉と英国が融合する風景だ。

BAM鎌倉の各フロア解説

1階の「ヴィンテージフロア」では、エントランスに鎮座するロンドンタクシーや、グランドフロアに張り巡らされた鎌倉彫モチーフの天井が見どころ。

2階は「ジョージアンルーム」、3階は「シャーロック・ホームズの部屋」、4階は「ヴィクトリアフロア」で、英国女王の作り上げた繁栄の歴史が見られる。

出版記念のプレス会見動画を公開

9月17日(土)に行われたプレス会見では、隈研吾氏と館長の土橋正臣氏が同施設のコンセプトを語り、同書の出版にも触れた。

また、英国大使ジュリア・ロングボトム氏も駆けつけ、英国と日本の共通点や古き伝統を引き継ぐことの素晴らしさに言及している。

同書を通じて鎌倉と英国のつながり、そしてアンティークの奥深い世界を愉しもう。

隈研吾 鎌倉に小さな英国アンティーク博物館をつくる訳
出版社:成山堂書店
発売日:販売中
価格:2,200円(税込)
出版記念会見動画:https://youtu.be/hPgHoZEyapo

英国アンティーク博物館BAM鎌倉
所在地:神奈川県鎌倉市雪ノ下1-11-4-1
営業時間:10:00~17:00(変更になる場合あり)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)
チケット:大人1,300円
公式ホームページ:https://www.bam-kamakura.com/

(田原昌)