最強のマニアが解き明かすエルヴィス・プレスリーの素顔。『1954-56年のエルヴィスは神がかっていた。』発売!

インプレスグループで、音楽関連のメディア事業を手掛けるリットーミュージック内で、文芸・カルチャー関連の出版物を発行する立東舎。

同社は、10月21日(金)より『1954-56年のエルヴィスは神がかっていた。』(船橋羊介 著)を販売中だ。

世界最強マニアによる、類書と一線を画すエルヴィス本

1950年代から1970年代にかけて、最高のエンタテイナーとしてスーパースターの座に君臨したエルヴィス・プレスリー。

1954年のデビューから、1977年8月16日に逝去するまで、18曲のビルボードNo.1シングルを記録。50枚のアルバムをトップ40に送り込んだ不世出のアーティストだ。

そんなエルヴィス・プレスリーの世界最強マニア/ディーラーとして知られる船橋羊介(ふなばしようすけ)氏が、10月21日(金)に『1954-56年のエルヴィスは神がかっていた。』を上梓した。

船橋氏は、50sアメリカのヴィンテージ古着をベースとしたカジュアルファッションを提案する「706union」を主宰。アメリカ・メンフィスのエルヴィスが愛した洋品店「ランスキーブラザーズ」跡地でエルヴィス専門店を運営。そして、エルヴィス財団との交流があるなど、世界中のエルヴィスファンから知られ、頼られる存在でもある。

今年公開し話題となった映画『エルヴィス』で、主人公オースティン・バトラーが、船橋氏主宰の「706union」のフロリダシャツを着用するなど、その評価は本国アメリカでもお墨付き。

本書は、船橋氏が自身の豊富な知識とコレクションから「素顔のエルヴィス・プレスリー」を解読し、従来の評伝・伝記で語られてきたものとは一線を画す内容がぎっしりと詰まっている。

また、カラーページでは貴重なコレクションの一部を惜しげもなく紹介。眺めるだけでも楽しめる1冊に仕上げる。

では、ここからは本書のコンテンツを紹介しよう。プロローグ〈我こそがエルヴィスマニア -船橋羊介-〉から始まり、第1章〈THE KINGは世界のファンを幸せにする〉、第2章〈マニアが読み解く本当のエルヴィス〉と続く。

第3章〈ミステリーだらけのレコードコレクション〉、第4章〈雑誌・広告から検証するエルヴィスの私生活〉では、多くの資料をもとに詳細な解説を展開。

第5章〈エルヴィスの愛用服〉では、貴重なコレクションを披露し、第6章〈ハーレーとキャデラック。一生愛した乗り物について〉と続く。

この他、コラムの邂逅1〈アルフレッド・ワートハイマー〉、邂逅2〈スコッティ・ムーア〉〈エルヴィスが愛用したギター〉。特別対談〈ギターウルフ・セイジ×船橋羊介〉〈船橋羊介 エルヴィスグッズコレクション〉と、読み応え満点の内容だ。

没後、45年を経た現在でもスーパースター・エルヴィスの人気は衰えることがない。なぜ彼が「キング」と呼ばれ、今でも特別な存在であり続けるのか。

その謎を解き明かしてくれる本書は、一つの時代を席巻した偉大な人物を知るうえで、エルヴィスファンならずとも必読の書といえるだろう。

1954-56年のエルヴィスは神がかっていた。
著者:船橋羊介
定価:2,420円(税込)
仕様:四六判/272ページ
商品情報サイト:http://rittorsha.jp/items/22317402.html

(高野晃彰)