【2022年秋まとめ】ギフトにおすすめの注目日本酒ブランド5選。1万円以上のプレミアムなボトル6本を厳選

大切な人に贈る日本酒は、特別なものを選びたい。

今回は1万円以上のプレミアムな日本酒の中から、5ブランド・6本を厳選した。ギフトとしてはもちろん、自分へのご褒美として“ちょっといい日本酒”を選ぶときの参考にもしてほしい。

ペアリングを追求した「吟天光龍 2021・吟天白龍 2021」

日本酒のセレクトショップが手掛けるオリジナルブランドの「吟天(ぎんてん)」は、さまざまな地域の蔵元の協力を仰ぎながら、世界の食材・料理とのペアリングに適した日本酒を送り出している。

フランス料理から和食料理まで、各界の料理人に認められる美味しい日本酒を造ることで、日本酒を高級ワインと肩を並べるお酒にすることを目指しているブランドだ。

その「吟天」が2022年9月に発売した「吟天シリーズ第3弾」から、2本の日本酒をセレクトした。

香りと味わいの究極を追求した純米大吟醸「吟天光龍 2021」

「吟天光龍 2021」は、高知の蔵元・酔鯨酒造(すいげいしゅぞう)の「酔鯨」とのコラボレーションのもと誕生した。最高峰の酒米「兵庫県特A地区山田錦」を精米歩合30%(*1)まで磨きあげたものと2種類の酵母を使用し、香り・味わいを追求。

氷温保存(*2)で熟成することで生み出される旨みは、繊細な和食のほか、濃厚なソースをともなうフレンチなど、様々な料理との究極のペアリングをもたらす。ふくよかな味わいと共に感じる、マスカットやライチのような香りは、華やかなムードを演出してくれるだろう。

*1 外側の70%を取り除いた中心部分の30%部分
*2 0℃を下回るが凍らない温度帯で保存する方法

きめ細やかな泡立ちのスパークリング日本酒「吟天白龍 2021」

「吟天白龍 2021」は、青森の蔵元である八戸酒造(はちのへしゅぞう)の「陸奥八仙(むつはっせん)」とのコラボレーション商品。

前身は、瓶内二次発酵*で造り上げた「吟天白龍 2016」。「吟天白龍 2021」は、同じく瓶内二次発酵で造ることで「吟天白龍 2016」の後味のキレ・心地良い酸味はそのままに、炭酸をほどよく強め、酸味をさらに強めている。日本酒でありながらもシャンパンのようなきめ細やかな泡立ちだ。

様々なシェフの意見を聞き、高級フレンチ・イタリアンとのペアリングを追求した同商品は、キャビアやイクラなどの魚卵の前菜、ハマグリやカキなど貝類とのペアリングが絶妙な1本に仕上がっている。

* 一次発酵を終えた日本酒を瓶の中に入れ、蓋を閉めて再度発酵を促す製法

吟天光龍 2021
値段:44,000円(税込)
容量:720ml
アルコール度数:16%
ブランド:吟天(GINTEN)
蔵元 : 酔鯨(高知)
吟天(GINTEN)販売ページ:https://ginten.tokyo/products/detail/389

吟天白龍 2021
価格:16,500円(税込)
容量:750ml
アルコール度数:13%
ブランド:吟天(GINTEN)
蔵元 : 陸奥八仙(青森)
吟天(GINTEN)販売ページ:https://ginten.tokyo/products/detail/388

エレガントかつシャープなスパークリング日本酒「珀彗|HAKUSUI」

2022年2月に誕生したラグジュアリー日本酒ブランド「MINAKI」。伝統と技術を受け継ぎながら、現代の感性を取り入れた新しい日本酒づくりに取り組んでいる。

誕生からわずか4か月未満で5つの世界的なコンペティションで受賞・ミシュラン獲得店50店舗にて提供しているブランドだ。

スパークリング日本酒「珀彗|HAKUSUI」は、「MINAKI」を提供するREBORN社が「世界酒蔵ランキング2021」で1位に輝いた蔵元・八戸酒造とタッグを組み開発したボトル。瓶内二次発酵で造られた同商品は、きめ細かな泡立ちと酸味を心地よく感じられる仕上がりとなっている。

ドサージュ(リキュールを加えること)という工程をあえて行わず作り、シャンパンのような透き通る味わいとキレを実現。

グラスに注いだ瞬間、青りんご・洋梨を思わせるさわやかな香りと共に酒米「吟烏帽子(ぎんえぼし)」の芳醇な香りが広がる。ジューシーかつエレガントな酸味が心地よく、時間の経過とともに華やかな味わいへと変化。最後は、泡と共にはじけていく酸味、柑橘類の皮のような苦みとともにシャープな余韻を残す。

珀彗|HAKUSUI
価格:27,280円(税込)
容量:750ml
アルコール度数:11%
ブランド:MINAKI
蔵元 : 八戸酒造(青森県)
MINAKI販売ページ:https://minaki-sake.com/products/hakusui

秦野の名士が楽しんできた極上の秘蔵酒「白笹鼓 鳳泉」

「白笹鼓 鳳泉(おおとりいずみ)」は神奈川・秦野で明治元年に創業し、地酒を取り扱う金井酒造店が年間60本限定で販売(*1)する大吟醸雫酒だ。

「白笹鼓 鳳泉」は、もともと一部の人だけがこっそり楽しんできた秘蔵酒。同酒蔵が付き合いの深い秦野の名士のために極小ロットで受注生産してきた。

酒米には極上の酒造好適米(*2)である兵庫県産・山田錦特A級を使用し、大吟醸に適した精米歩合である35%で丁寧に磨き上げる。酒造用水には全国屈指の名水である丹沢伏流水(たんざわふくりゅうすい)を使用した。

搾りの工程では圧力を一切掛けず、自然の重力のみを用いた「吊るし」を採用。最もおいしいところを滴り落ちる雫を集めるような製法で造られたその仕上がりは、雑味のない澄んだ泉のよう。

蓋を開けるとすぐに華やかな香りが立ち、飲み口はすっきりとしながらも複雑な余韻を感じさせるので、どんな食事のタイミングにもあうだろう。

冷たい状態から温度が上がるにつれ、ふくよかな味わいにゆっくりと変化する。秦野の自然の変化にも似た雄大さを舌で感じられる1本だ。

*1 オンラインショップのみで販売
*2 日本酒を造るときに使う酒造りに適した米のこと

白笹鼓 鳳泉
価格:11,000円(税込)
容量:720ml
アルコール度数:15%
ブランド:白笹鼓
金井酒造 蔵元 : 金井酒造(神奈川県)
販売ページ:https://www.kaneishuzo.co.jp/pages/otoriizumi

1800時間かけ精米「楯野川 純米大吟醸 光明 出羽燦々」

「楯野川 純米大吟醸 光明 出羽燦々(こうみょう でわさんさん)」は、契約農家が大切に育てあげた、山形県を代表する酒造好適米の出羽燦々を使用した日本酒。

さらに、高品質な酒米が割れることのないようおよそ75日(1800時間)もの時間をかけ、少しずつ丁寧に磨き上げている。

わずか1㎜にも満たないほど小さく精米した酒米を、蔵人の匠な技術により醸造した、新たな価値を創造するようなこだわりの1本だ。

香りは穏やかながら、酒米の味わいやボリューム感をしっかりと感じられ、冷えた状態から常温になるにつれ甘みも広がり、味の変化も楽しめる。

磨き抜かれた酒米を使用したことでこれまでの日本酒とは全く異なる世界を感じるような、極めて繊細かつ透明感のある味わいとなっている。

楯野川 純米大吟醸 光明 出羽燦々
価格:132,000円(税込)
容量:720ml
アルコール度数:15%
ブランド:楯の川
蔵元:楯の川酒造(山形県)
販売ページ:https://shop.tatenokawa.com/view/item/000000000229

特別な瞬間にふさわしい「百光 別誂 | BYAKKO BESPOKE」

「SAKE HUNDRED(サケハンドレッド)」のフラグシップ「百光」は、「100年先まで光照らすように」という想いが込められた日本酒シリーズ。人生の祝福の瞬間や新たな挑戦など“特別な瞬間”にふさわしい日本酒だ。

「百光 別誂(びゃっこう べつあつらえ) | BYAKKO BESPOKE」は、フラグシップ銘柄「百光」の“もうひとつの百光”として、食中酒としてのポテンシャルを高めている。

“酒米の王様”と呼ばれる山田錦を、原料米を200時間以上をかけ精米歩合18%まで丁寧に磨き上げ、圧倒的なクリア感と高品質な味わいを実現。

香港で開催された日本酒コンクール「Oriental Sake Awards 2022 (OSA)」でも金賞を受賞するなど国際的にも評価されている商品だ。

輝きのあるクリスタルに、うっすらイエローの反射のある見た目と、洋梨・白桃などのフルーツやハーブを思わせる洗練されたクリーミーな香り。口当たりはなめらかで、口に含むと心地良い酸味とともにアルコールの香りが広がり、甘やかな印象をつくる。後味は、酸味や苦みが全体をまとめ、旨味を引き出す。

ペアリングは、旨味の強い甲殻類や魚介類、ローストしたホワイトミートや酸味のあるソースと高相性で、幅広い料理とともに楽しめる。

百光 別誂 | BYAKKO BESPOKE
価格:27,500円(税込)
容量:720ml
アルコール度数:15.7%
ブランド:SAKE HUNDRED
蔵元:楯の川酒造(山形県)
販売ページ:https://jp.sake100.com/products/byakko-bespoke
※送料別、購入にはメールアドレスの事前登録が必要

特別な日の演出にぴったりのプレミアムな日本酒。ギフトで送れば大切な人にきっと喜ばれるはずだ。

(IGNITE編集部)