和蠟燭の灯り、拝殿での舞踏。世界の平和を祈念する夜間イベント「京都・梨木神社 光の宮」

京都・梨木神社では、11月~翌年1月まで、SDGsを意識した夜間コンテンツ「京都・梨木神社 光の宮」を開催。

室町時代から日本で使われてきた伝統的な和蝋燭(わろうそく)による灯りの演出、「ART COMPLEX」によるパフォーマンス「舞踊」を通じて、世界平和を祈念する。

和蝋燭の灯り・祈りの舞踏で世界の平和を祈るイベント

京都御所の東に隣接する「梨木神社」は、京都三名水のうち、唯一現存する「染井の水」を有し、萩の名所としても知られる神社だ。

同神社では、11月~翌年1月まで、参加者とともに世界の平和を祈るイベント「京都・梨木神社 光の宮」を開催。SDGs先進都市・京都にふさわしく、環境配慮型ナイトプログラムとして夜間に実施する。

参道には、俳人・黛まどか氏の呼びかけで発足した「Haiku for peace」による、世界中から集めた平和をテーマとした俳句の短冊を展示。その参道を、装束を纏った宮司を先頭に、「和蝋燭」を手にした参加者が続き、拝殿へと歩を進める。

イベントでの照明は、ほぼ「和蝋燭」の灯りのみ。その幽玄な光で彩られた境内での拝観。

そして、漆黒の闇の中、参加者が持つ和蝋燭と拝殿を照らす灯りで、京都の感動エンターテイメント『ギア』の企画演出を行う「ART COMPLEX」による「舞踏」を鑑賞する。


ダンス美学の常識を根底から覆す、日本人の身体性と精神性が表出した独自のスタイル「舞踏」は、ここでしか見られない祈りのパフォーマンスだ。

この他、和ろうそくの献灯、「染井の水」を使ったコーヒー・紅茶・お茶など飲み物、名水を汲んだペットボトルの持ち帰りプレゼントなどがある。

平安時代から江戸時代まで、1,000年にわたり都が置かれた京都。100万を超える大都市にも関わらず、今も日が暮れると街のあちこちが闇に包まれる。

そんな京都で開催する「京都・梨木神社 光の宮」に参加。歴史の重みとともに、京都での新たな過ごし方を体感してみては。

京都・梨木神社 光の宮
開催場所:梨木神社 ※鳥居を抜けてすぐ右手で受付
所在地:京都府京都市上京区染殿町680
開催期間:11月~翌年1月の金曜・土曜・日曜・祝日
時間:第1部/18:30~19:30・第2部/19:30~20:30(ともに約1時間)
料金:2,500円(税込) ※事前クレジットカード決済
募集人数:1回上限150名
公式サイト:http://hikarinomiya.com

(高野晃彰)

※1名から申し込み可能。最少催行人数なし
※雨天決行・荒天中止。中止の場合は開始時刻までにメールにて告知
※中止の場合は全額返金、もしくは別日への変更となる
※3日前まではキャンセル料は発生しない
※舞踏の演者は日によって異なる
※宮司の案内は拝殿までとなる