選りすぐりの美術品を堪能。100軒の美術商が探し求めた優品・珍品が揃う「2022 東美アートフェア」

全国100軒の美術商が時間をかけて探し求めた、古美術、近代美術、現代美術、茶道具、工芸など幅広いジャンルの美術品の優品・珍品が一堂に集結。

東京美術商協同組合が10月14日(金)、15日(土)、16日(日)の3日間「東京美術倶楽部・東美ミュージアム」にて「2022東美アートフェア」を開催する。

日本有数の美術商100軒が集う祭典「2022 東美アートフェア」

東京美術商協同組合は、およそ500店舗が加盟している美術商組合で、1924年に前身となる東京美術商親交組合が設立したところから始まった。厳しい入会規程を満たした有力組合員で構成されており、国内はもとより、海外からも高く評価されている。

柿右衛門 色絵 鶏 香炉 17世紀(岡仙汲古堂)

柿右衛門 色絵 鶏 香炉17世紀(岡仙汲古堂)

「東美アートフェア」は、そんな東京美術商協同組合に所属する美術商が出店。美と共に生きる喜びを次の世代へ手渡していくことを目的に開催される。

一流の美術商がそれぞれ時間をかけて探し求めた品々を、趣向を凝らした展示やテーマで披露。観て楽しめるのはもちろん、直接触れたり、購入したりすることも可能だ。

特に古美術や物故作家の作品は、流通する数が限られている。その中で優品や珍品を一定数集めることは、時間と忍耐が必要になる。「東美アートフェア」はその集大成を堪能できる貴重な機会だ。

葛飾 北斎「諸国瀧巡り 木曽路ノ奥阿彌陀ヶ瀧」(西楽堂)

葛飾 北斎「諸国瀧巡り 木曽路ノ奥阿彌陀ヶ瀧」(西楽堂)

「美術品は手の届かない値段がついている」といった誤ったイメージにより、多くの人は美術品を身近に感じることができないでいる。

そのようなイメージを払拭し、少しでも生活に取り入れて豊かな人生を送ってもらいたいという思いから、美術品には価格も提示。ミュージアムピースの価格を知ることで、より身近に美術品を楽しめるようになる。

誰もが美を鑑賞できるよう貢献してきた「東京美術倶楽部」

今回、会場を提供する「東京美術倶楽部」は、東京美術商協同組合を母体とする日本美術業界で最古のグループのひとつだ。美術に対する正しい認識と理解の普及を図ることを目的として、日本の優れた美術品の保存、活用を行う施設を有している。

1907年(明治40年)の創立以来、数えきれない美術品の流通に関わり、その中には美術館に収蔵されたものも数多くある。

「美術品」を世に広める団体が力を入れて行う今回のイベント。この秋の3日間は、選りすぐりの美術品を堪能してみては。

2022 東美アートフェア
日時:10月14日(金)10:00〜19:00
10月15日(土)11:00〜18:00
10月16日(日)11:00〜17:00
場所:東京美術倶楽部 東美ミュージアム
所在地:東京都港区新橋6-19-15
入場料:一般2,000円(税込)
※学生以下、障害者手帳の持参者(付添の方1名を含む)は無料
公式WEBサイト:https://toobi.co.jp/artfair
Facebook:https://www.facebook.com/TokyoArtClub/

(IKKI)