スマホで新しい鑑賞体験を。無料アプリ「OpenDNA」が提案する「ルートヴィヒ美術館展」の楽しみ方

芸術の秋には、少し変わった鑑賞体験を楽しんでみては。

5~10分の動画コンテンツ等でアート、哲学、サイエンス、文学、音楽を深く学べる無料アプリ「OpenDNA(オープンディーエヌエー)」から、新コンテンツ“「ルートヴィヒ美術館展」を楽しむ”が配信された。

同コンテンツは、六本木の国立新美術館にて開催中、京都国立近代美術館にて開催予定の「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション」展とコラボしたもの。その詳細を案内しよう。

「知」への好奇心と探究心に応えるアプリ「OpenDNA」

「OpenDNA」は、「知」への好奇心と探究心に応えるスマートフォンアプリ。幅広い年齢層を対象としたもので、各コンテンツは5~10分程度、空いた時間に気軽に利用できるのが特長だ。

“「ルートヴィヒ美術館展」を楽しむ”が提供する鑑賞体験

新たに配信された“「ルートヴィヒ美術館展」を楽しむ”は、会場に行く前でも後でも視聴できるコンテンツ。

監修は、「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション」展を担当した京都国立近代美術館副館長・学芸課長の池田祐子さんと、国立新美術館学芸課長の長屋光枝さんが務めている。

その内容は大きく分けて2つで、ひとつはルートヴィヒ美術館の誕生物語を伝える動画、もうひとつはワークショップの参加者たちの会話を聞きながら鑑賞できる、ユニークな作品鑑賞動画だ。

ルートヴィヒ美術館の誕生物語を学べる動画

ルートヴィヒ美術館の誕生物語を伝える3つの動画では、同美術館に20世紀の名作を寄贈したドイツのコレクターたちの物語を知ることができる。

ルートヴィヒ美術館の背景を深く学ぶことで、展覧会そのものをより楽しめるようになるはずだ。

各作品への理解が深まる作品鑑賞動画

作品鑑賞動画は5つあり、うち3つは「光と陰影」というテーマに注目し、立体作品と写真作品を鑑賞する動画。もう2つは、美術館が開催する対話型の鑑賞ワークショップ参加者達の会話を聞きながら彫刻、具象絵画、抽象絵画を鑑賞できる「対話」動画だ。

「対話」動画では視聴者に向けた問いかけがいくつかあり、自分で考えてから先に進む仕様なので自発的な学びが体感できる。

従来の音声ガイドのようにナレーションによる作品解説が流れるだけでなく、鑑賞者が自らが考えながら作品を味わえるのが特長。知識を得るだけでなく、問いかけにより楽しみながら考えを広げ、感性を豊かにできるコンテンツだ。

「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション」展は、国立新美術館では9月26日(月)まで開催、その後、京都国立近代美術館にて10月14日(金)~2023年1月22日に開催する。同コンテンツはそれぞれの会期終了後も楽しむことができる。

アプリ「OpenDNA」は今後も新たな動画を順次配信予定。この機会に、新しい鑑賞体験でアートへの知見を深めてみては。

ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション
会期:国立新美術館は開催中~9月26日(月)、京都国立近代美術館は10月14日(金)~2023年1月22日(日)
展覧会特設ページ:https://ludwig.exhn.jp/

OpenDNA
価格:無料
アプリ詳細ページ:https://open-dna.jp/
ダウンロードページ:iOS:https://apps.apple.com/jp/app/id1620832341
Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.open_dna.opendna
配信:​App Store、​Google Play​
対応OS:iOS(iOS 13.0以上)、Android(Android 6.0以上)

(IGNITE編集部)