イタリア・ミラノ発のアウトフィットレーベル「TATRAS(タトラス)」と、クラフトアーティスト清水葵氏が手掛けるコンテンポラリーアート「ACRAFT(エークラフト)」によるコラボレーション“ダルマ”が誕生。
「TATRAS」ダウンを使用したダルマを8月26日(金)より「TATRAS CONCEPTSTORE(タトラス コンセプトストア) 青山店」にて先行販売中だ。
縁起物として広く親しまれるダルマを「CHOCOLATE(チョコレート)」というコンセプトのもとに、「TATRAS」の販売出来なくなった製品を使用して再構築。それぞれ世界に1点だけのエクスクルーシブなアイテムとなっている。
コンセプトは「CHOCOLATE」
コンセプトの「CHOCOLATE」とは、プレゼントや自分へのご褒美として購入するちょっと贅沢なチョコレートをイメージしている。
重厚感のある箱に入れられ、蓋を開けるとまるで宝石のように思える「あの瞬間」をコンセプトにしているそうだ。
だるま顔部分は本革で制作
使用したダウンはほつれや破けた箇所のある製品や、店頭に並ばないものを使用し、だるまの命である顔部分には革職人から譲り受けた端切れを用いて、すべて本革で制作。
処分するのではなくアップサイクルをすることで、動物由来の素材に敬意と感謝を込め、一生飾ることができるものを目指したという。
「手を施す」ことが原点のコンテンポラリーアート
「ACRAFT」は、クラフトアーティスト清水葵氏が手掛けるコンテンポラリーアートである。
愛用している物に「手を施す」それが「ACRAFT」の原点。
始まりはお気に入りの一本のデニム。履き倒し、リペアを重ねたそのデニムは自分の化身のように見え、その経年の変化に不思議と魅了されたそうだ。
日本の伝統を重んじ、「温故創新」という言葉をテーマに、さまざまクロージングを用いて伝統技術と自身とを結びつけ、作品を生み出していく。
今年12月には香港での個展を予定しており、2025大阪万博へ向けてのプロジェクトも進行中。日本のみならず海外からもブランドショップのコラボレーションの依頼が途絶えず、日々制作と向き合っているという。
クラフトアーティスト清水葵氏
清水葵氏は、1986年生まれのクラフトアーティスト。スケートに明け暮れる日々を過ごし、企業とのプロ契約の経験も持つ。
27歳でプロのスケートボーダーとしての活動を引退してからは、日本の伝統文化とデニムクラフトを織り交ぜたアーティスト活動を開始。
廃棄されるデニムを使い1点ずつハンドメイドで制作される「だるま」には、清水氏が目指す「禅の心」が込められている。近年ではデニムに限らず余剰在庫を使ってリメイクする「リ・アート」をスタート。
それぞれ世界に1点だけの「TATRAS」と「ACRAFT」のコラボだるまを手に入れてみては。
特設ページ:https://tatrasconceptstore.com/pages/tatras_acraft_daruma
(角谷良平)