長崎・五島のストーリーを五感で感じる。全室露天風呂つきの“光の宿”「五島リトリートray(レイ)」開業

8月30日(火)、長崎県五島市の福江島に、ラグジュアリーホテル「五島リトリートray(レイ)」がグランドオープンした。

コンセプトは「祈りの島、光の宿」。知ったらきっと足を踏み入れてみたくなる、息をのむほど美しいこのホテルを紹介する。

五島の魅力を広く伝えるラグジュアリーホテル

「五島リトリートray」の最寄りは、福江空港(五島つばき空港)または福江港。飛行機なら長崎空港または福岡空港から約40分で、船であれば長崎港からジェットフォイルに乗って約1時間30分で港に到着する。

福江空港、福江港からタクシーで10~15分ほど走ると同館にたどり着く。鬼の口から5万年前に噴出したというジオパークの先に、太古から繰り広げられる海と空の景色。魚介・牛・島野菜をふんだんに活かした和食。心まで開放される空間が待っている。


インテリアはデザイナーの橋本夕紀夫氏が手掛けている。

インテリアはデザイナーの橋本夕紀夫氏が手掛けている。

客室は全てオーシャンビュー・露天風呂付き

ゲストルームは4名定員の広めの部屋からひとり向けまで、5タイプの部屋全26室を用意。いずれも水平線に包まれるかのような、パノラミック・オーシャンビュー。昔の人も眺めていたであろう悠久の劇場を、24時間露天風呂からも眺めることができる。

「オーシャンビュー 露天スーペリア」は、3名まで一緒に利用可能な客室。朝ベッドから起き上がると、目の前には大きな窓があり、青い海を一望できる。

オーシャンビュー 露天スーペリア

オーシャンビュー 露天スーペリア

オーシャンビュー 露天スーペリア

オーシャンビュー 露天スーペリア

「オーシャンビュー 露天ダブル」は、コンパクトにまとめられた客室。ひとりや夫婦など、2名まで利用可能。

「オーシャンビュー パノラマデラックス」は、70平方メートルの角部屋で、4名まで利用可能。ゆとりのあるソファに座ると目の前には大きな窓があり、五島のシンボル「鬼岳」が300万年前に噴火した時に形成されたと言われる溶岩海岸と青い海を一望できる。

「オーシャンビュー 露天2Fユニバーサルデラックス」は、2階コーナールームに位置するユニバーサル仕様の客室。

そして、「オーシャンビュー 露天1Fファミリーデラックス」は、1階の角部屋に位置する“離れ”のようなプライベート客室。定員は4名となっている。

島食材=地域の光を用いて完成させる「光の和食」

釣りの世界でも聖地と言われる五島。夏でも冬でも魚種が豊富・新鮮で、四季を通してさまざまな旬の魚介を堪能できる。

また、陸続きでないからこそあらゆる農作物を「地産」しているのも離島の特徴。特にミネラル豊富な牧草で育った「五島牛」は生産量が少なく、幻と言われている。

そんな贅沢な島食材=地域の光を、生産者に敬意を払いつつ、一番おいしい状態で届ける。それが「ray dining」の基本思想だ。最後にエッセンスとして、光をテーマにしたストーリーを掛け合わせて完成したのが、五島リトリート・オリジナル「光の和食」だ。

ray dining

ray dining

五島の物語を感じるクラフト・カクテルバーも併設

古代から近世に至るまで、海を通じて大陸との繋がりを育んできた長崎。「ray bar」は、東洋と西洋が交差するNAGASAKI文化からインスピレーションを受けた、五島の物語を感じられるクラフト・カクテルバーだ。

デザイナーである橋本夕紀夫氏の真骨頂ともいえる、オーセンティックな設えも見どころ。同館のいたるところで、橋本氏のセンスを感じることができる。

ステンドグラス、搾油、民謡、サイクリング、クルーズ、SUP、トレッキングなど、西海国立公園内に位置している五島の魅力を体感できる多彩なアクティビティも体験できる。

素晴らしい自然の中、心と体を解放するリトリート旅を楽しんでみては。

五島リトリートray
所在地:長崎県五島市上崎山町2877
グランドオープン:8月30日(火)
公式ホームページ・予約: https://goto-ray.com/

(田原昌)