感性を刺激するイタリアンデザイン。新橋のインテリアショップ「メトロクス東京店」のフェアに出かけよう

東京・新橋のインテリアショップ「METROCS(メトロクス)東京店」にて、イタリアンデザインの権威と歴史ある賞「Compasso d’Oro(コンパッソ・ドーロ)」を受賞したプロダクトと、そのデザイナーにフォーカスした「AWARD FAIR(アワード・フェア)」を9月17日(土)まで開催。

ヴィンテージやデッドストック、限定品など貴重なアイテムが一堂に会する同フェア、来店特典も用意している。

メトロクスの視点で、受賞製品を独自にピックアップ

イタリアのデザイン賞「Compasso d’Oro(コンパッソ・ドーロ)」は、デザイン誌『DOMUS(ドムス)』を立ち上げたことで知られる、イタリア建築界の父Gio Ponti(ジオ・ポンティ)氏の発案から生まれたデザイン賞。

イタリア・ミラノの百貨店「La Rinascente(ラ・リナシェンテ)」の主催により1954年に創設された同賞のタイトルは「黄金のコンパス」を意味し、完全な美を創り出した工業デザインに対する最大の評価として命名された。

1964年からは、イタリア工業デザイン協会(ADI)に主催が移行し管理。現在、この賞は、イタリアで製造された工業デザインの分野における品質を認め、促進することを目的としてADI によって授与されている。

1979年以降は、ミラノ市のバックアップも得られるようになったことから、ミラノの重要な文化事業の一つにもなっている。

メトロクスは、デザイン大国イタリアにおいて最も権威ある賞であり、デザイン業界における最大の栄誉として知られるコンパッソ・ドーロ受賞製品と、その製品を手掛けたいくつかの建築家・デザイナーを独自の視点でピックアップした。

貴重なヴィンテージコレクションも展示

メトロクスでは、コンパッソ・ドーロの受賞経歴を持つ建築家やデザイナーが手掛けた製品の他、コンパッソ・ドーロのアイデアを生み出したジオ・ポンティ氏に関する製品も展示・販売。既に生産が終了した、貴重な名作アイテムのヴィンテージコレクションを見ることもできる。

アワード・フェア期間中、対象商品11,000円以上購入した人へ、ジオ・ポンティ氏が手掛けた、ジオメトリックパターンが美しい「ミニチュア タイルマグネット」のプレゼントキャンペーンも開催。さらに、来店特典として、店頭スタッフに告知ページを見たことを伝えると、リチャード・サッパー氏のキッチンタイマーのプレゼントもある。

一見の価値があるコンパッソ・ドーロ受賞製品

「パレンテジ」は、1971年にアッキレ・カスティリオーニ氏& ピオ・マンズー氏によってデザインされたフロアランプ「パレンテジ/フロス」。

50周年記念カラーとして発売した「ターコイズ」「オレンジ」を展示・販売。「パレンテジ」は、1979年にコンパッソ・ドーロを受賞している。

「エクリッセ」は、ヴィコ・マジストレッティ氏が手掛けた「エクリッセ/アルテミデ」。日食や月食の「食」を意味する名前を冠し、月の満ち欠けを彷彿とさせるテーブルランプだ。

「シルバー」は既に廃番で、本フェアで用意したデッドストック限りで販売終了。1967年にコンパッソ・ドーロを受賞している。

「トロメオ ミクロ」は、建築家ミケーレ・デ・ルッキ氏の代表作であるデスクランプ「トロメオ/アルテミデ」。テレビや映画のインテリアでも多く起用されるデスクランプの名作。

「ダークブルー」は数量限定で発売されたカラーで、メーカー在庫限りで販売終了となる貴重な仕様。「トロメオ」は1989年にコンパッソ・ドーロを受賞している。

「オリヴェッティ ポスター」は、4度のコンパッソ・ドーロ受賞経歴を持つ、エンツォ・マリ氏が手掛けたオリヴェッティのポスター。オリヴェッティに関する写真やアルファベットなどがコラージュされ、オリヴェッティ社の企業メッセージが込められたデザインとなっている。

エンツォ・マリ氏は1976年から 1979年までADIの代表を務めるなど、イタリアデザイン界をはじめ、世界的に多くの影響を与えたデザイナー、アーティストで、このポスターは、本フェアで用意したデッドストック限りで販売終了。

ジオ・ポンティ氏によって1928年に創刊されたイタリアのデザイン雑誌『ドムス』の貴重なバックナンバー(古本)を150冊以上取り揃えているアワード・フェア。イタリアの良質なデザインに触れることができる貴重な機会は見逃せない。

AWARD FAIR‐Compasso d’Oro‐(アワード・フェア‐コンパッソ・ドーロ‐)
会場:METROCS東京
所在地:東京都港区新橋6丁目18-2
期間:開催中~9月17日(土) ※8月14日(日)~20日(日)は夏季休業
定休日:水曜・日曜・祝日

アワード・フェア‐コンパッソ・ドーロ‐公式サイト:https://tokyo.metrocs.jp/archives/29939

(MK)