神戸で撮影会を実施、自分の顔がアートになる“参加型”巨大アートイベントがスタート

パリとニューヨークを拠点に活躍する世界的アーティスト、JR氏による、誰でも参加できる巨大アートイベント「Inside Out Project KOBE ~WATERFRONT AREA~」が8月15日(月)よりスタートする。

屋外の建物や通りに巨大な写真を貼る「ペイスティング(Pasting)」という同氏のアート手法を用いて、神戸ウォーターフロントエリアを舞台に、リアルタイムで撮影した神戸の人々のポートレートを展示する参加型のアートイベントだ。

アートプロジェクト「Inside Out」が関西で初開催

同イベントは、神戸市と神戸ウォーターフロント開発機構が、今年1月より実施している「神戸ウォーターフロントアートプロジェクト」の第4弾となる。

「Inside Out」は、2011年よりスタートした参加型アートプロジェクトだ。「ペイスティング」によって、まちの壁や建物にポートレート(肖像写真)を貼り、まちの課題や魅力を、そこに住む人達と共に表現する。

日本では、2012年に撮影室とプリンターを兼ねたトラックが東日本大震災の被災地を巡回した。これまで138カ国にて、44万人以上の人々が参加している。

「Inside Out Project KOBE ~WATERFRONT AREA~」

同イベントでは、約2500人の神戸市民からポートレートを募集し、8月15日(月)から8月28日(日)まで、神戸ウォーターフロントエリアに展開する。

また、メリケンパーク内に備え付けられた撮影用のフォトブースでポートレートを撮影するか、神戸市内にて開催するポートレート撮影会に足を運ぶことで、誰でも同プロジェクトに参加できる。

神戸に住んでいる人・活躍している人・訪れる人といった、まちを構成する人々が参加し、神戸の魅力を世界に発信していくことを目的としている。

撮影会の日時、場所については特設サイトおよび公式SNSにて告知されるため、チェックしておきたい。

ポートレート掲出場所は、新港町のかつて倉庫として使用された建造物(A)、メリケンパーク内施設の壁面(B)、神戸ハーバーランドのモザイクから望める広場(C)の3カ所だ。

プロジェクトを告知する事前イベントも実施

さらに、8月1日(月)~14日(日)の期間は、同プロジェクトの告知展開を実施。神戸にゆかりのある人のポートレートを、ひと足先に神戸のまちに「ペイスティング」中だ。掲出場所など詳細は特設サイトにて確認を。

「Inside Out」の生みの親、アーティスト JR氏

JR氏は1983年にフランスで生まれた。17歳のとき、「ペイスティング」の表現を確立し、以降ストリートアーティストとして活動。20年以上にわたり、パリ周辺のスラム街の建造物から、中東やアフリカの壁面、ブラジルのファヴェーラ(貧民街)まで、世界中の都市で数多くの作品を展開してきた。現在はパリとニューヨークを拠点に活動する。

自分の顔写真がアートの一部としてまちを飾るイベントは、忘れられない思い出になるだろう。

Inside Out Project KOBE ~WATERFRONT AREA~
期間:8月15日(月)~28日(日)11:00~19:00
会場:新港町のかつて倉庫として使用された建造物(13時~22時)、メリケンパーク内施設の壁面(11時~19時)、神戸ハーバーランドのモザイクから望める広場(11時~19時)

告知展開
期間:8月1日(月)~14日(日)
会場:神戸市中心の三宮からウォーターフロントエリア

特設サイト:https://artproject.kobe-waterfront-development.ink/insideoutkobe/

(hachi)

※上限枚数に達し次第、予告なく終了となる場合がある
※撮影写真については、同プロジェクトのWEBサイト等で利用する場合がある