<日本の10番がリバプールFCに残した記録と記憶>南野拓実選手が初の著書を出版

負けず嫌いの力で道を切り拓くサッカー選手、それが南野拓実だ。

講談社は、同社のグローバル・パーパス「Inspire Impossible Stories」のアンバサダーを務めるプロサッカー選手、南野拓実氏の書籍『南野拓実 Inspire Impossible Stories』を6月30日(木)に出版した。

記録とそして記憶に残る南野拓実選手

6月28日(木)、ASモナコFCへの移籍を発表した南野拓実選手。19歳の時にオーストリア・ザルツブルクにわたり、海外での生活は8年に及ぶ。

同社のInspire Impossible Storiesアンバサダーとして、海外を目指したいという若者たちを応援する任務を担う南野選手。その今の姿を見てもらうことが、なによりもメッセージになると考え、この本の出版が決まったという。

そんな南野選手が、2020年1月から2022年6月まで所属したのが、同社のオフィシャル・グローバル・パートナーでもあるリバプールFC。

南野選手は世界最高峰のビッグクラブの初のアジア人選手として、パンデミックによるロックダウンの期間も含めた2年半の間に、記録と、そして記憶に残るプレーを繰り広げた。

リバプールFCファン必携の一冊

同書には、特別な許可を得て、リバプールFCのホームスタジアム、アンフィールドで撮影した写真のほか、同クラブでの2021-22の10ゴール、リバプールの街案内など数多くの写真が収録された。

また、カメラが趣味だという南野選手が撮影した写真が本人のコメントと共に収められ、多くのリバプールファンに愛されたTaki(ファンからの愛称)の姿を見ることができる。

更に、ここでの経験への特別な思いを、南野選手をザルツブルク時代から知るサッカージャーナリストのミムラユウスケ氏を聞き手に語り尽くしている。

リバプールFC ユルゲン・クロップ監督コメント

最後に、同クラブの監督、ユルゲン・クロップ氏によるコメントを紹介しよう。

“He never gives up, he always stays positive and goes for everything”
「彼は決してあきらめず、常に前向きで、すべてのことに全力で取り組む」
ユルゲン・クロップ(リバプールFC監督)

南野選手の希望により、印税はリバプールFC財団に寄付される。困難な環境にいる若者の就業支援や、子どもたちの教育のための様々な活動に使われるという。

ワールドカップが開催される今年、南野選手の更なる活躍に注目したい。

『南野拓実 Inspire Impossible Stories』
著者:南野拓実
判型:B5変形
ページ数:96P(カラー)
価格:1320円(税込)
講談社:https://www.kodansha.com/jp/

(suzuki)