加藤訓子がプロデュース・クセナキス生誕100周年記念イベント「クセナキスと舞」

稀代のパーカッショニスト加藤訓子がプロデュースする世紀のクセナキス・イベント第2弾、「Meta Xenakis (メタ・クセナキス)“クセナキスと舞”」。

二十世紀の偉大作曲家ヤニス・クセナキス生誕100周年を記念して、5月12日(木)、13日(金)、彩の国さいたま芸術劇場にてクセナキスの傑作をダンスとともに披露する。

20世紀の音楽の巨人 イアニス・クセナキス

イアニス・クセナキス氏は、音楽を「音という分子の集合」として統計的処理の対象と捉えユニークな音響を創出した作曲家。

音楽をひとつの物理的音響現象として数学的に捉える創造技法を確立し、一貫してコンピュータを駆使した創作により、第1作「メタスタシス」から「アトレ」などの代表作を通じ、ヨーロッパの枠組みから解き放たれた人間的・精神的宇宙を豊かに構築した。

音楽史の中にあって全く新しい世界を開示した、20世紀音楽の巨人だ。

クセナキス生誕100周年に送るスペシャルイベント

昨年都内で開催し、好評を博した「Xenakis et le Japon(クセナキスと日本)」に引き続き、クセナキス生誕100周年である2022年は、生涯「能」に憧れていたというクセナキスと“舞”をフィーチャーした二日間のスペシャルイベントを開催する。

このイベントは、メタ・クセナキスコンソーシアム*のオフィシャルイベントとして世界発信されると共に同コンソーシアムへ正式アーカイブされる。

当日の曲目は、『響・花・間』、『エンベリ』、『ルボン a . b . 』、『プサッファ』、『プレイアデス』。

出演は、加藤訓子のほか、中村恩恵(ダンス)、中所宜夫(能楽師)、般若佳子(ヴィオラ)、北井千都代(ダンス)、そして日本を代表する若手パーカッショニスト14名。音響デザインが寒河江勇志、映像が須藤崇規。

実力派アーティストが集い、世界でも滅多に観られない演目のラインナップだ。

チケットは全席自由、5,000円(税込)。彩の国さいたま芸術劇場、埼玉会館、SAFチケットセンター、SAFオンラインチケット、プレイガイド・teket(電子チケット)で発売中。

ダンスも楽しむ、クセナキスに浸る二日間。堪能してみたい。

META-XENAKIS「クセナキスと舞」
日時:5月12日(木)、13日(金)各15:00開演(14:30開場)
会場:彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
所在地:埼玉県さいたま市中央区上峰3丁目15−1
主催:特定非営利活動法人芸術文化ワークス
共催:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
後援:ギリシャ大使館、特定非営利活動法人日本現代音楽協会、Olympolis Art Project、Centre Iannis Xenakis、Meta Xenakis Consortium
協力:アダムス、パール楽器製造株式会社、ヤマハミュージックジャパン、ファーム株式会社、ボーズ合同会社、株式会社リンジャパン、ナクソスジャパン株式会社
SAFオンラインチケット:https://ticket.aserv.jp/saf/
teket(電子チケット):https://teket.jp/314/11433

(suzuki)