マウイ島「カアナパリビーチホテル」|次のハワイは緑あふれるホテルで過ごす

自然を楽しみに行く旅だからこそ、環境への配慮はホテル選びの基準になる。

2022年春、マウイ島「カアナパリビーチホテル」はサステイナブルな取り組みの一環として、新たにプラスチック削減のためのプロジェクトを開始した。

環境配慮の結果を出す

1964年に開業した「カアナパリビーチホテル」は、マウイ島の西海岸カアナパリビーチに面し、客室数432室と、緑豊かな植物であふれる中庭を有するリゾートホテル。

「ハワイで最もハワイらしいホテル」として、ハワイ文化を尊重し、後世に継承する責任と誇りをもちながら、宿泊客がハワイらしさを体験できるように、様々な取り組みを行っている。

そして、地球環境においても「マラマ(ハワイの言葉で “思いやり”)」の気持ちで、持続可能な取り組みに力をいれている。

取り組みは結果に表れており、マウイ電力会社が、マウイ島内の大型ホテル15軒を対象に実施した2016年の調査結果では、1部屋あたりのエネルギー使用量は他のホテルより60%も少ないという結果だった。

また、持続可能な取り組みとスタッフや宿泊客への啓蒙活動によって、2008年から2018年まで、全客室の電気料金を23.9%削減、稼働した客室の電気代は45%削減できた。

2022年春より、新たに、客室アメニティのシャンプー・ボディースープを備え付けに変え、プラスチック削減の取り組みを強化する。

実践している持続可能な取り組み

宿泊棟、駐車場の屋根にソーラーパネルを設置。それによって、エネルギーを節約し、二酸化炭素排出量を15% 削減している。2021年にリノベーションを行った際にも、ソーラーパネルの追加を行った。

客室では、サンゴ礁にやさしい日焼け止めを紹介し、啓蒙活動に努めている。また、発砲スチロール容器からリサイクル可能な容器への代替、公共エリア2箇所にウォーターステーションの設置、プラスチックストローを廃止し紙ストローを使用することで廃棄物を生分解している。

客室に備え付けのシャンプーやボディーソープは、ノニ、パパイヤ、パイナップルを使ったメイドインハワイ製を使用している。

すべての客室にリサイクル用の分別ごみ箱を設置することで廃棄物の削減、また温室効果ガス排出量を削減するために、 調光不可能な照明にコンパクト電球を使用している。

さらに、2014年からホテル敷地内には、電気自動車の充電スタンドを4つ導入。宿泊客は、無料で利用できる。

さまざまな取り組みを進め、効果を形にしている「カアナパリビーチホテル」。次のハワイ旅行のときには、サスティナブルな取り組みもホテル選びの選択肢に加えておきたい。

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(冨田格)