大阪・天満|イタリアン「sfida(スフィーダ)」が閉店・7月に生まれ変わる

大阪・天満にあるイタリアンレストラン「sfida(スフィーダ)」が、4月30日に閉店する。店舗を改装した後、7月に「anu(アニュ)」として新規オープンする予定で、時代とともに進化する食文化にあわせた店に生まれ変わる。

オープンキッチンスタイルにリブランド

「食材本来の美味しさと強さを、「食」を通して伝えたい」

改装後の「anu」は、食材がどのように「食」に変化していくのかを目で楽しめる、オープンキッチンスタイルになる。これまで直接ユーザーへ表現できなかった、食材に対するシェフのこだわりや思いが、目でも楽しめるスタイルへと生まれ変わる。

料理の香りや温度、音を全身で感じる「食」は、エンターテイメントとしても愉しめそうだ。

新店舗「anu」の特徴

土、木、石を基調としたナチュラルな風合いは、自然がもたらす恵みをイメージしている。

「sfida」のバーカウンターで使用していた無垢材を活用し、木と石で調和された新しく生まれ変わるカウンターは、「sfida」から「anu」への繋がりを表現している。

ホール内には、可動式のパーテーションを埋め込むことにより、個室としても使用でき、貸切りパーティーにも対応できる仕様になる。

ワインセラールームは客席からも見える造りとなっていて、ふと目に映るワインの数々が食事のスパイスとなるだろう。

シェフの末広匡識(すえひろただし)氏は、専⾨学校卒業後、2005年神⼾のイタリアンで料理の世界に⼊る。

2007年⼤阪のアルチェントログループに⼊社、その後、系列のバール、トラットリア、レストランで修⾏を積み、2017年に「sfida」のシェフに就任した。

N.Y.3⼤シェフと⾔われるデーヴィッド・ブーレイ⽒、スペインのエチュバリ氏とのコラボなど、世界の著名レストランシェフとの交流を深めながら、和⾷やフレンチ、イタリアンの技法を柔軟に取り⼊れ「素材の魅⼒を最⼤限に引き出す」料理の世界感を表現し続けている。

食材、そして食文化へのこだわりが、より明確になっていきそうな新たな店舗。天満周辺で飲み食いしているグルマンは注目だ。

anu(アニュ)
所在地:大阪府大阪市北区同心2丁目4-25 T.D.M.1F
席数:カウンター:10席、テーブル:12席(テーブル席は個室としても利用可)
公式サイト:https://sfida-osaka.jp/team/

(冨田格)