マスカットを使用したボリビアの国民酒「シンガニ」最上級ランクが日本初上陸

1本あたり最大“67kg”のマスカットを使用しているという、ボリビアの国民酒が日本初上陸だ。

SudoWorkは、ボリビアの蒸留酒「シンガニ」の最上級ランクを日本で初めて正式輸入。今回ECサイトでの販売を開始した。

ボリビアで愛される蒸留酒「シンガニ」

シンガニとは、中南米のボリビア産の蒸留酒。マスカットの芳醇な香り、なめらかな口当たりで長い余韻があるのが特徴だ。

原産地名を法律で保護

ボリビアの特定の地域で収穫された、マスカット・オブ・アレキサンドリアから作られた蒸留酒のみをシンガニと呼ぶ。ボリビアの法律にて、「自生する新鮮なマスカットを蒸留した酒で、蒸留・瓶詰め共に産地で行われたものをシンガニと呼ぶ」と規定があるほど国で大切にされている。

輸出制限による品質の確保

ボリビアから海外に出せるブランドは、現時点(2022年)でシンガニの一流ブランドである「Los Parrales(ロスパラレス)」「CASA REAL(カーサレアル)」「Rujero(ルフェロ)」の3つのみ。輸出制限を設けていることで、品質が保証された商品が届く。

また、SWSC2017(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)で最優秀金賞を受賞しており、世界的な評価も高い。

「シンガニ」との出会い

シンガニの輸入は、ボリビア出身であるシステムエンジニアによる「ボリビアのお酒は日本でまったく知られていない。美味しいお酒がたくさんあるのに」という発言がきっかけ。試飲会をし、シンガニを口にした瞬間、鼻から抜けるマスカットの甘くて華やかな香りに衝撃が走ったという。

熟成を経た各ブランド最上級の「シンガニ」

今回紹介するシンガニは、各ブランドの最上級ランクの商品。一般的なワインに含まれる葡萄(マスカット)の含有量は約1.0kg~1.2kgだが、最上級ランクでは最も含有量が多いもので67kg。その圧倒的なマスカット量と熟成期間が最上級たる所以だ。

LosParrales-Herencia(ロスパラレス-ヘレンシア)

1本あたり67kgという圧倒的な量のマスカットより製造し、熟成樽はマスカット本来の香りを1番発揮させるステンレス樽を使用。これにより、他では体験できない濃厚なマスカットの風味と味わいが堪能できる。

日本限定:588本 ¥30,800

CasaReal-Don Lucho(カーサレアル-ドンルーチョ)

フランス・アメリカオーク樽で熟成され、バニラ、クローブ、ナツメグのきめ細かい香りを付けてステンレス樽とはまた違う、優雅で上品な味わい。

日本限定:540本 ¥30,800

Rujero-Tarixa(ルフェロ-タリクサ)

世界最高のコニャックの熟成スタイルで、フレンチオーク樽にて2.5年間熟成。この熟成により、強烈な風味と緻密な味が作られ、調和のとれたエレガントな味わいが楽しめる。

日本限定:300本 ¥27,500

今回は初輸入に当たって“Herencia”、 “Tarixa”の2商品に限り、メーカー側で日本向けのシリアルナンバーを印字している。特別な1本を手に入れる機会だ。

オンラインショップBarIOuS(バリアス):https://barious.tokyo/

(田原昌)

※価格は全て税込