浅草で創業142年!3月移転オープンの老舗すき焼き店「ちんや」が予約受付を開始

伝統の「すき焼き」が復活する!創業142年を誇る老舗すき焼き店「ちんや」が3月18日の移転再オープンに向けて、2月21日よりオフィシャルサイトでの予約受付を開始する。

創業142年の老舗が移転して再オープン

「ちんや」は、1880年(明治13年)に、東京・浅草の地に料理屋として創業。1903年(明治36年)すき焼きの専門店となり、そのブランドを現在まで守り続けてきた。

店名の「ちんや」は、料理店創業以前の江戸時代、諸大名や豪商相手に狆(ちん)などの愛玩動物を納め、獣医を兼ねていたことから、「狆屋(ちんや)」と呼ばれていたことが由来となっている。

店舗には精肉売店も擁し、すき焼きに使用する食材(肉)は黒毛和種のメス牛肉に限定。2017年には「適サシ肉」を宣言し、A5等級の使用をやめるとともに、「適サシ肉」を商標登録するなど、「すき焼き文化」の醸成に努めてきた。

その料理へのこだわり、味、クオリティから地元にとどまらず、国内外のユーザーに愛され、日本を代表するすき焼き店としてその名を馳せてきたが、店舗の老朽化、新型コロナウィルス感染症などの昨今の情勢などの影響から、2021年8月を以て閉店。

国内外にレストランを展開するWDI GROUPは「ちんや」の暖簾を承継、3月18日(金)、創業の地である浅草の旧店舗から少し離れた隅田川を望む江戸通り沿いへ移転して再オープンする。

自慢の「すき焼き」と「しゃぶしゃぶ」

新店舗で提供する「ちんや」自慢のすき焼きは、「黒船」「蒸気車」「駅馬車」の3種類のコース。

それぞれ「先付」「前肴」「凌ぎ」「向付」「進肴」と続き、メインの「すき焼き」、そして「口直し」「みそ椀」「御飯」「デザート」という内容だ。

各コース違いは「すき焼き」の肉の種類。「黒船コース」は熟成適サシ肉、「蒸気車コース」は熟成肉盛合わせ、「駅馬車コース」は熟成赤身肉が、それぞれ120gとなっている。

コース以外に「すき焼き」単品でも注文できる。こちらもコースと同じく「桐」「楓」「椿」と肉の種類によって3つに分かれている。

(黒船コース)15,800円(蒸気車コース)12,800円(駅馬車コース)10,800円/単品(桐)11,800円(楓)8,800円(椿)6,800円

「ちんや」のもう一つの自慢が「しゃぶしゃぶ」。こちらも「すき焼き」と同じように肉の種類の違いによってコース3種、単品3種と分かれている。「すき焼きコース」との違いは、「御飯」が「きしめん」に代わること。

(議事堂コース)15,800円(停車場コース)12,800円(商館コース)10,800円/単品(蘭)11,800円(菊)8,800円(萩)6,800円

浅草の桜が開花し始める時期に移転して、新たな店で再スタートする「ちんや」。東京伝統の「すき焼き」を味わってみたいものだ。

ちんや
所在地:東京都台東区花川戸2-16-1
公式サイト:https://chinya.co.jp/

(冨田格)

※価格は税込・サ別