フェンディが2022-23年秋冬メンズコレクションを発表

2022年の秋冬を、エレガンスな装いで楽しむ。

1月15日(土)、シルヴィア・フェンディによる2022-23年秋冬メンズコレクションが発表された。

クラシックなデザインを再解釈したコレクション

古き世界のクラシックを新たな「狂騒の20年代」に押し上げ、メンズワードローブを再解釈。破壊的でいて遊び心あるフォーマルなデザインに、昔ながらのエレガンスをプラスし、テーラリングの概念を打ち破る。

ヴィシーチェックのツイードや千鳥格子のスーツ地などの伝統的な生地や織物、サテントリムのタキシードやシルクジャカードに、リブの袖、ケーブルニットのアンサンブル、さらには新たなモノグラムとしての「オーロック」 チェーンモチーフ。それらをブラックやクリームバーガンディ、ラズベリー、モカ、トープ、ホワイトなどのリッチで控えめな色使いが際立たせる。

また、立体的なパールとダイヤモンドのデジタルプリント、シアリングのフラワーブローチ、パールの「オーロック」チョーカーや、クリスタルの「FF」ペンダントなど、華やかさを纏っているのも特徴だ。

エレガンスさを追求したシルエットがポイントに

スーツ、ニットやレザーのかつてない組み合わせにより、フェンディのテーラリングのかっちりしたラインに、新たな柔らかさが加わった。

ブレザーはフラットなケープへと形を変え、襟の大きく開いたジャケットやニットは鎖骨を露わにし、ワイドトラウザーズは、後ろに付いたハーフスカートと一緒に揺れる。

アウターウェアは、ドロップショルダーやドルマンスリーブ、シャープなラペル、くるみボタンによってクチュールのボリューム感を出し、エッチング加工を施した「オーロック」 シアリング、複雑なインレー技法のシアリング、スムースなレザートリムによって、フェンディのクラフトマンシップを追及した。

また“エレガンスさ”の究極の表現ともいえる、常識破りなイブニングウェアのシルエットにも注目したい。クロップトダブルブレストジャケット、スーパーハイウエストのフォーマルトラウザーズ、ストラップ付きの腕時計が備えられたメリージェーンブローグにこのシルエットが反映され、ドレスアップを称える。

ノスタルジックなフットウェアには、スカラップトリムのエナメル革「オーロック」 ローファーやツートンカラーのウィングチップチェルシーブーツなどが揃った。新作スニーカーには、ダイナミックにストレッチされた「FF」ロゴがあしらわれている。

テックアクセサリーにも注目を

アクセサリーコレクションは、「ピーカブー」バッグが「ピーカブー FForty8」と名を変え、しっかりとした滑らかなグレインレザー、「FF」ロゴのパネル、スエード、今シーズンのヴィシーチェックウールのかっちり効いたショッパーとして登場。

「バゲット」には、ロゴデザインの効いた大きめのソフトトランク、エキゾチックなミニチュアチェーンバッグ、シグネチャーのメタルとプレキシガラスのトランクが揃う。

さらに「オーロック」 モチーフと「バゲット」デザインが、デジタルハードウェアウォレットを代表する「レジャー ナノ X」のためのラグジュアリーなテックアクセサリーに姿を変えた。

ファッションショーの詳細は、公式サイトなどからもチェックできる。一度目にすれば、次シーズンの秋冬アイテムが待ち遠しくなるに違いない。

フェンディ 公式サイト:http://www.fendi.com

(IKKI)