「二級品」とされてしまった有田焼を通して、価値観を再発見する体験を

「二級品」とされて倉庫に眠っている有田焼を、自分の価値観で美を見出してみる。そんなプロジェクトがスタート。

Cuet Inc.は、「【倉庫に眠る食器たち】あなたの価値観を再発見する体験を!こだわりで選ぶ有田焼」プロジェクトを、「Makuake」にて昨年末よりスタートさせ、公開後6時間で目標金額を達成。現在も継続中だ。

■こだわりで選ぶ有田焼
本プロジェクトは、有田焼の器で釉薬(ゆうやく)による色ムラや気泡の跡などによって「二級品」とされてしまった器を正規品と同価格で仕入れ、プロジェクトのストーリーや支援者への「きっかけ」を器に込めて届ける。

本プロジェクトで取り扱う「二級品」とされてしまった器は、器を提供した金善製陶所と共に、実際にCuet代表の中野が一つ一つ選んだものだ。

■プロジェクト公開の背景
本プロジェクトは、ただ単に「二級品」とされた器を販売するものではなく、自分の意志でモノを買う「体験」を購入する、体験購入型プロジェクト。

この購入体験を通して、現代日本人に求められる、他者や社会的な常識ではなく、自らの価値観や美意識に基づいた自信のある決断ができるような「きっかけ」を届けたいという背景より発足した。

・「二級品」とされた器は本当に「価値が低い」のか
400年の伝統のある有田焼は厳しい審査基準によって、良品と二級品の選別が行われている。しかし、有田焼は天草諸島の天然の石を原料とし、ほぼ全ての工程が手作業で行われているため、一定の割合で審査基準を満たさない器は必ず発生する。

職人の想いが込められ、そして天然の資源を用いた器であることには変わりないのに、色のムラや焼成の過程で発生しまう気泡の跡があるだけで「価値が低い」のだろうか?


・「二級品」とされてしまう不完全さをどう捉えるか
器に限らず、モノを買う時にちょっとした傷や色のムラを自分だけが愛せる「個性」と捉えたり、かわいいな、と捉えてみる体験が本プロジェクトではできる。

”自分はどっちの捉え方をするんだろう”、”こっちの捉え方もいいな”など、自分だからこそ気付ける「きっかけ」が得られるかもしれない。

・他人が決めた基準ではなく自分の価値観、美意識で決断
「二級品」か否かという基準は、まだ有田焼が高級百貨店や料亭、ホテルに器を卸している時に品質担保のために設定されたもの。そのような「他人の決めた基準」よりも、自分の「いいな」と思う価値観や美意識を大切にしてほしい。

二つとない個性がある、「二級品」とされた器。自分の価値観で選んでみては。

【倉庫に眠る食器たち】あなたの価値観を再発見する体験を!こだわりで選ぶ有田焼
プロジェクトURL:https://www.makuake.com/project/cuet/
実施期間:〜2月11日18:00まで
応援購入価格:¥2,000〜¥12,000

(田原昌)