「FIFAワールドカップ2022」開催地・カタールに8つのスタジアムが完成

今度の舞台はカタール! カタールで開催される「FIFAワールドカップ2022」まで1年を切る中、8つの試合会場が全て完成し、試合が行われる準備が整った。エキサイティングなプレーを見られる日が待ち遠しい。

■「FIFAワールドカップ2022」8つのスタジアムが完成
「FIFAワールドカップ2022」は、最新鋭の会場で世界最高峰のサッカー国際大会を開催する。完成した8つのスタジアムのうち、7つの会場ですでに注目を集める試合が行われている。

また、2021年11月~12月に開催した「FIFAアラブカップ」では6つのスタジアムを使用。2022年に向けた準備を確認する絶好の機会となった。

中東・アラブ地域で初めて開催する「FIFAワールドカップ2022」に先立ち、全8つの試合会場の進捗状況およびこれまでのハイライトを紹介しよう。

■完成した8つのスタジアムを紹介
ハリーファ国際スタジアム(収容人数:4万人)

2021年6月の「FIFAアラブカップ」予選会場になり、カタール・スターズリーグの試合も開催。またワールドカップアジア最終予選の5試合も開催した。

アル・ジャヌーブ・スタジアム(収容人数:4万人)

2020年「AFCチャンピオンズリーグ」で主要な試合の舞台となり、2021年「FIFAアラブカップ」では6試合を開催。準々決勝でのエジプト対ヨルダンの熱戦は、エジプトが3-1で勝利を収めた。

エデュケーション・シティ・スタジアム(収容人数:4万人)

2021年2月の「FIFAクラブワールドカップ」では、決勝戦を含む試合の会場に。その後「FIFAアラブカップ」では準々決勝を含む5試合を行った。

アフメド・ビン・アリー・スタジアム(収容人数:4万人)

2021年2月の「FIFAクラブワールドカップ」では、準決勝などの試合会場に。その後「FIFAアラブカップ」では、ループステージの試合を行った。

アル・サマーマ・スタジアム(収容人数:4万人)

2020年10月「アミールカップ」決勝で初めて使用。その後「FIFAアラブカップ」では準決勝までの6試合を開催、このスタジアムが重要な役割を担った。

アル・ベイト・スタジアム(収容人数:6万人)

「FIFAアラブカップ」のハイライトの一つが、このスタジアムでのオープニングセレモニーだった。アラブカップでは印象に残る数々の熱戦が繰り広げられた。

スタジアム974(収容人数:4万人)

「FIFAアラブカップ」ではデジタル技術を駆使したオープニングセレモニーの後数試合を開催。輸送用コンテナで造ったこのスタジアムは、FIFAワールドカップ史上初の完全に解体可能な会場。

ルサイル・スタジアム(収容人数:8万人)

2021年主要工事が完了した、カタール最大のスタジアム。ひときわ目を引くこの会場は2022年12月18日の決勝を含むワールドカップ全ステージの試合を開催する。

今年後半は、世界中の注目がカタールに集まること確実。ここで紹介したスタジアムを目にする機会も増えるだろう。アジア最終予選を勝ち抜いて、日本代表が活躍することを祈ろう。開幕が楽しみだ。

FIFAワールドカップ2022:https://www.qatar2022.qa/en/home

(冨田格)