国内最大級のサウナが楽しめる「サーマルクライムスタジオ富士」、静岡に来春開業予定

サンタクロースの街・フィンランドから届く木材で造る、日本最大級となるサウナを紹介しよう。

■本場の木材を使用した本格ケーロサウナ
国内最大級となるケーロサウナが、2022年3月7日(月)に静岡にグランドオープンする予定だ。

ケーロサウナ(Kelo sauna)とは、フィンランド国内でも伐採量が制限されていてとても高価な「木の宝石」と呼ばれる木材(ケーロ)で建てるサウナ小屋。このサウナは現在、静岡県裾野市に開業予定のテーマパーク「Thermal Climb studio Fuji(サーマルクライムスタジオ富士)」内にて建設中だ。


ケーロ材は北極圏の寒冷地で栽培される樹齢300年以上の立ち枯れした木材で、樹皮は剥がれ表面が銀色になることからシルバーパインとも呼ばれている。

何百年もの年月を経て乾燥されているので塗装やコーティングなどの手を加える必要もなく安定した保温、断熱効果が得られ天然の難燃材として本場フィンランドでも古くからサウナ小屋や建築資材として利用されてきた。

サウナ小屋として利用するとケーロ独自の甘い香りと柔らかな空気感があり、他のサウナでは味わえない多幸感を得られるのが特長だ。

ケーロサウナに使用するケーロ材は、クリスマスを象徴するサンタクロースの街、ロヴァニエミから届く。ロヴァニエミは北極圏の近く、ラップランドにあるフィンランド北部の都市でサンタクロース村があることから世界中で親しまれている。

■国内最大級ケーロサウナである理由
現在、日本国内に「ケーロサウナ」と言われるサウナがいくつかあるが、その定義は定かではない。そこで、「ケーロサウナ」として認める定義を、以下の項目を全て満たすこととした。

まず、素材は「樹齢200年以上のケーロ材を使用していること」。

そして「サウナ小屋の壁にケーロ材の丸太が50%以上使用されていること」「サウナ小屋の原料にケーロ材が50%以上使用されていること」と、ケーロ材を半分以上使用することを定める。

そのため「ケーロの香りや空気感がしっかりと感じられること」という環境ができる。

現在建設中の「ケーロサウナ」は、ケーロ材の丸太を壁に概ね80%以上使用し、サウナ小屋全体の90%以上にケーロ材を使用。定義を満たした中で「国内最大のケーロサウナ」であるとしている。

ビルの中のサウナとも、テントサウナとも異なるサウナ体験ができること確実な「ケーロサウナ」。次の春のグランドオープンを楽しみに待ちたい。

Thermal Climb Studio Fuji(サーマルクライムスタジオ富士)
所在地:静岡県裾野市須山2255番地3644

※利用には「サウナ倶楽部」への入会が必要。
会員権(年会費):(個人)3万円(団体)30万円
サウナ倶楽部オフィシャルサイト:https://www.sauna-club.jp/

(冨田格)