ゴッホの「星月夜」をイメージしたカルーセル時計が数量限定で登場

ゴッホの代表作「星月夜」が腕時計に。

西洋美術絵画の芸術性と超複雑機構のカルーセルの機械美が融合した、非常に独創的なカルーセル機械式腕時計が登場した。

■愛好家のコレクション、カルーセル

カルーセル(Karrusel)は、1892年ロンドンのデンマーク籍の時計職人バーン・ボニクセン(Bahne Bonniksen)(1859-1935)が発明。バーン・ボニクセンはトゥールビヨンのような重力の影響を打ち消す機構があればと考え、カルーセルが誕生した。

時計の製造技術が進歩した現在でも、カルーセルが製作できるメーカーは有名な高級ブランドを含めてもごく僅か。そのためカルーセルは、希少且つ高額で、愛好家のコレクションの一品になっている。

「カルーセル」と「トゥールビヨン」は重力によるムーブメントの動きに及ぼす影響を軽減することを目的とした機構という点では同じだが、カルーセルの場合、動力伝達のほかにキャリッジの回転速度を製御する第2の輪列を有するため、より複雑なムーブメント構造となっている。

■月を描いた文字盤が回転するデザイン

「星月夜」は世界で最もよく知られた絵画の一つで、星月夜からインスピレーションを受けて創られた音楽や映画もあり、非常に芸術性の高い作品。

同モデルはフィンセント・ファン・ゴッホの「星月夜」をイメージしたデザインで、カルーセルの最も特徴的な機構である脱進機の回転を、地球の周りを公転する月に模したデザインとして設計した。

数年間に及び開発設計したモデルで、優れた品質を確保し、デザイン性と機能性を両立させるため、開発には数えきれないほどの試作と様々な技術的課題の克服があったという。

デザインは4種類を用意。8月30日まで、クラウドファインディングMakuakeサイトにて数量限定で予約販売中だ。

美しく目を引くデザインは、腕元に存在感を与えてくれるだろう。

Makuake予約ページ:https://www.makuake.com/project/carrousel/

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