今回紹介するのは、アート好き必見の特別展。
北陸工芸の祭典「GO FOR KOGEI 2021」が、5会場で45日間同時開催する。
■特別展Ⅰと特別展ⅠIからなる大型特別展
「GO FOR KOGEI 2021」は、「工芸の時代、新しい日常」をテーマにした2つの大型特別展。46組の作家・ディレクター・職人による“現代アート化する工芸”と“デザイン化する工芸”を紹介する。
特別展Ⅰ「工芸的な美しさの行方 工芸、現代アート、アール・ブリュット」は、2012年に金沢21世紀美術館において本展キュレーターである秋元雄史がキュレーションした「工芸未来派」で見せた現代アート化する工芸を深化、発展させ、さらに現代アートとアールブリュットを加え、より広域化し、多様化した今日のアートとして紹介するもの。
同時に、その三者が織りなす創造的な時間と空間を、富山、石川、福井の重要文化財指定の歴史的建造物において45日間同時に展開するという、初めての試みとなる。
■特別展Ⅰの特徴
工芸、現代アート、アールブリュットの世界で活躍する、若手から実力派までの多様な20名のアーティストが参加。
3つのカテゴリーを素材とその関わり(技法、反技法、非技法を含む)を通して捉え直し、かつ作家を幅広いキャリアと年齢層で構成して、新しい価値や⽅法から成る創造的な表現活動として本展で紹介するのが特徴だ。
今回の会場となる勝興寺、那⾕寺、⼤瀧神社・岡太神社は、地域の歴史や⾵⼟をあらわす場所で、いずれも⽂化財指定を受けた歴史的建造物。
建築空間に対応した新作を含む総勢20名のアート作品が大きなスケールで設置されて、場所と作品との間でいきいきとした関係を構築していく。
また、「特別展Ⅱ 工芸×Design 13人のディレクターが描く工芸のある暮らしの姿」は、13名のディレクターと13組の工芸作家や職人、生産者がチームを組んで、新たなプロダクトや活用例を生み出していくプロジェクト型の展覧会となっている。
コア会期:9月10日(金)~10月24日(日)
料金:共通パスポート/当日3,000円、前売り 2,500円(※5会場入場可)
公式サイト:https://goforkogei.com
チケット購入:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02x9wkepers11.html
(Yuko Oagwa)
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