レジ袋有料化、生活に「変化があった」が半数以上!アンケート結果を公開

エコバッグを持ち歩く生活にもだいぶ慣れてきたのではないだろうか。スーパーやコンビニなどでレジ袋が有料になってから、一年が経った。

日本トレンドリサーチは「レジ袋の有料化」に関するアンケートを実施。その結果をサイト内にて公開したので紹介しよう。

■レジ袋有料化は、一人ひとりの意識を見直すことが狙い

レジ袋有料化の目的は、プラスチックごみを削減することそのものというよりは、“ライフスタイルを見直すきっかけとなること”だと言われている。

一年たった今、レジ袋有料化によってライフスタイルはどのように変わり、どのように考えているのだろうか。

まずは、レジ袋の有料化によって、ライフスタイルに変化があったかについて聞いた。

51.3%と過半数の人が「あった」と回答。何かしらの変化があったという人は比較的多いようだ。

■実際にライフスタイルはどのように変化したのか

続いて、変化が「あった」と回答した人に、どのような変化があったのか、その一部を紹介しよう。

・ごみの仕分けについて意識するようになった。(50代・男性)
・ゴミになるものを買わなくなった。(60代・男性)
・コンビニでの買い物が極端に減った。(40代・男性)
・必ずエコバッグを持ち歩くようになって、自宅に無用な袋がたまらなくなった。暮らしをシンプルにしたいと考えるようになった。(60代・女性)

エコバッグ、マイバッグを持ち歩く習慣が身についたことで買い物の回数や量が減ったという人や、ごみの分別など環境問題をより考えるようになったという人も多いようだ。

■レジ袋有料化施策、38.3%が「成功だった」と感じている

次に、改めてこの施策についてどのように感じているか聞いた。

「成功だった」と回答した人は38.3%、「失敗だった」と回答した人は23.1%。最も多かったのは「どちらとも言えない」で38.7%だった。

実際に、「成功だった」と回答した人からは、「ゴミの削減など環境について考えるきっかけになった」「レジ袋が貰えなくても困らないことがわかった」という意見があった。

一方、「失敗だった」と回答した人からは、「レジで購入しなくても別の場所で袋を買うので意味がない」「エコバッグ(マイバッグ)を持ち歩くのが面倒」という意見があがっていた。

また、「どちらとも言えない」人からは、「プラスチックごみの削減に効果があったのか示されないためわからない」という意見が多くあった。

■多くの人が環境問題を考え直すきっかけに

実際には、100円ショップやホームセンターなどで袋を購入している人は多く、プラスチックごみ問題の解決に繋がっているのかは今は明らかでない。

しかし“ライフスタイルを見直すきっかけとなること”という意味では、レジ袋有料化施策は「成功だった」と言えるのかもしれない。

私たちは今、新しい価値観を創造していく過渡期を迎えていると言える。

「レジ袋の有料化に関するアンケート」調査概要
調査期間:2021年7月4日~7月7日
集計対象人数:2,000人
集計対象:男女

「日本トレンドリサーチ」アンケート結果:https://trend-research.jp/8785/
NEXER:https://www.nexer.co.jp

(hachi)