佐賀県・武雄温泉で「チームラボ×ボルボ」大自然のアート展「かみさまがすまう森」開催

今年はボルボとのコラボで、新たなシーズンが始まる。

■チームラボ×ボルボ@武雄温泉

九州・佐賀県の武雄温泉「御船山楽園」で7年目を迎える夏から秋にかけての大自然のアート展、今年はボルボ・カー・ジャパンがメインパートナーとして協賛し「ボルボ チームラボ かみさまがすまう森」がオープンする。

毎年夏から秋にだけ見られる「かみさまがすまう森」は、自然が自然のままアートになる広大な展覧会で、CNN「行くべき世界の屋外アート展 2021」にも選ばれた。

ボルボ車とのコラボレーションによる新しいアート空間も制作中で、会期は7月16日(金)から 11月7日(日)まで。

かみさまの御前なる岩に憑依する滝 / Universe of Water Particles on a Sacred Rock

■自然が自然のままアートになる

チームラボは、「Digitized Nature」という非物質的であるデジタルテクノロジーによって「自然が自然のままアートになる」というプロジェクトを行なっている。

300万年前、有明海から隆起して生まれたといわれる御船山。その後、1300年前に名僧行基が入山し羅漢像五百体を安置、江戸時代後期には第28代武雄領主の鍋島茂義が50万平米もの山麓に御船山楽園を創った。

廃墟の湯屋にあるメガリス / Megaliths in the Bath House Ruins 

園内には、長い時間をかけてゆっくりと形作られ、今日の姿形となった巨石や洞窟、森などが息づいている。

その姿形やテクスチャーは長い年月そのものを表し、長きにわたる自然と人との営みの軌跡。自然のありのままの形を、デジタルテクノロジーによってアートにすることで、長い時間の連続性を表現することを模索している。

増殖する生命の巨石 / Ever Blossoming Life Rock

■チームラボとボルボによるアート空間

チームラボの新しいディスプレイ作品「生命は生命の力で生きている II」と、廃墟の壁を破るVOLVO XC40の車体から成る一つのアート空間。

御船山楽園は、長い時間の中で形作られた巨石や洞窟、森、そして時代ごとに人々がそこに意味を見出し、それが千年以上積み重ねられてきた。長きにわたり続いてきた自然と人との営みが、庭園と森の境界が曖昧な、この居心地の良く美しい文化的遺産を生んでいるのだ。

その連続性を分断していた、廃墟となった建物の壁をボルボが突き破ることで、世界と時間との連続性に再びつながり、様々な時空が交差し重なり合う空間を創りだす。

生命は生命の力で生きている II / Life Survives by the Power of Life II

夏から秋だけ、武雄温泉で見ることのできるアート空間。次の旅先候補のリストに加えておきたい。

ボルボ チームラボ かみさまがすまう森 

会場: 御船山楽園 (佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100)
公式サイト:https://www.teamlab.art/jp/e/mifuneyamarakuen/

(冨田格)

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