太田市のニット産業を盛り上げるプロジェクトを、地元在住の若者が立ち上げた。
■20代の2人が地元産業に光をあてる
かつて、ニット産業で隆盛を極めた群馬県太田市だが、時代の変化とともに衰退の一途を辿ることになった。
しかし、太田市にはニットづくりにかける想いは脈々と息づいていた。そんな想いを後世に繋いでいきたいと、20代前半の地元出身の2人組が立ち上がった。
太田市出身の小田幸村氏(22歳)と邑楽町出身の亀田修哉氏(21歳)は、太田市のニット産業を盛り上げ後世に繋ぐ目的としてドメスティックブランド「Mebuki」を立ち上げた。
立ち上げのきっかけは、2人が太田市の「マウンテンディアー」が手掛けるニットブランド「OTA KNIT」に興味を持ったこと。同じく太田市のホールガーメントで国内の年内生産量NO,1を誇る「イノウエ」との協力体制も構築。
小田氏と亀田氏がデザインからブランドディレクション、マーケティングを担当し、「マウンテンディアー」が企画面をサポート、生産面は「イノウエ」が協力するという、太田市内の3者によるマッチングで“【夏はTシャツだけじゃない】世界に誇る技術と伝統、常識を変えるニットブランド誕生”プロジェクトがスタートした。
■自慢の製法の魅力とアイテムの特長
「CAMPFIRE」にてクラウドファンディングを開始した、“【夏はTシャツだけじゃない】世界に誇る技術と伝統、常識を変えるニットブランド誕生”プロジェクトでは、【2WAY HENRY NECK】と【SEE THROUGH VEST】の2つのアイテムを発売している。
「イノウエ」が誇るホールガーメントとは、一着まるごと立体的に編み上げる製法のこと。美しいシルエットが実現できることから、海外高級ブランドでも採用されている。
従来のニットウエアは30%ほどの端材を処分していたが、ホールガーメントはカットロスが無いため環境にやさしく、サスティナブルな製法でもある。
【2WAY HENRY NECK】
前後どちらでも着られるように首元のデザインに拘った。夏でも涼しい高級コットンを贅沢に使用しているので、さらっとした触り心地や落ち着いたツヤ感がある。首元がチクチクしにくく、肌が敏感な方でも安心。
色 : スカイブルー・ブラウン・カーキ
【SEE THROUGH VEST】
軽くしなやか、動くたびに揺れて表情を変えるので、シルエットの変化を楽しめる。サイドボタンを開けたり留めたりすることでコーディネートの幅がさらに広がりる。
色 : ブラウン・カーキ・生成り
地元の伝統産業を、若い世代の感覚でブラッシュアップしていくこのプロジェクト。これからの展開が楽しみだ。
プロジェクトページ:https://camp-fire.jp/projects/view/421122
Mebuki公式サイト:https://mebuki.net/
※価格は税・送料込み
(冨田格)