今こそハンコにこだわりを!多彩な文様を透かし彫りしたハンコ「文様印鑑」

ビジネスシーンで「ハンコ不要」が論じられる今だからこそ、使用する場面ではこだわりの「ハンコ」を使いたい。

■名前の背景に文様を透かし彫りしたハンコ

城山博文堂は、名前の背景として文様を透かし彫りしたハンコ「文様印鑑(もんよう いんかん)」を4月5日に発売する。

元々、家紋を透かし彫りした「家紋印鑑」を発売して好評を得ていた城山博文堂。同時に「家紋」というものに対して関心がない人も多いのではと感じていた。

ある時、木造建築の障子や欄間などに使用される「組小細工」を見る機会があり、デザインとしてハンコに使えるのではないかと頭の片隅にとどめていた。そして、家紋にこだわらず、名前の背景として適する素材はないかと調べてゆくうちに、組小細工→文様と連想したのは必然だったと考えている。

名前の背景にする際、線数が少なく隙間の多いデザインに比べ、文様のように緻密なデザインの方が、逆にそのデザインがわかりやすくなる、ということも決め手の一つだった。

■伝統からオリジナルまで多彩な文様

名前の背景に文様のデザインを敷き詰め、空白部分をなくすことで重厚感・存在感を増すことになる。これは実印などに使用される書体(篆書体や印相体)が、線数が多くなることで余白をなくしている事とも相通じるものがあるのだ。

また背景があることで、まるで名前が浮き出すような今までにない感覚を味わうこともできる。

2,700円~(浸透印タイプ)/3,120円~(印鑑タイプ)

調度・器物・衣服などの表面に装飾された同じ図柄の反復繰り返しによって構成される図形である、「亀甲」「七宝つなぎ」「青海波」「市松」「雷門」「麻の葉」「千鳥」など伝統的な文様が全15種類。

さらに、旧来にはない親しみやすいデザインを厳選し文様としての法則に沿った形で再構築した、「チワワ」「ダックス」「柴犬」「猫」「イルカ」「ウサギ」「肉球」「さくら」などオリジナル文様全19種類を用意した。

この「文様印鑑」は、印鑑登録(実印)としての使用は難しそうだが、認印や銀行印として使用したい。また自筆の手紙に押印するなど、使いたくなる場面も増えそうだ。

納期は、シャチハタで約10日~3週間、印鑑で約2週間。興味のある方は、サイトを覗いてみてはいかがだろう。

 

webサイト「おもしろMY印鑑」:https://www.inkan.name/monyou/ 

※価格は税込

(冨田格)