関東一のロープウェイに、40年ぶりの新型パノラマビューゴンドラ登場

富士山を臨む大パノラマが楽しめる身延山を、より楽しめる新型ゴンドラが登場する。

■40年ぶりの新型パノラマビューゴンドラ導入

甲府の南側、富士宮市の北側、富士山の西側に位置する身延山。

日蓮宗総本山・身延山久遠寺のある山麓と身延山山頂を約7分で結ぶ三線交走式のロープウェイが『身延山ロープウェイ』だ。その高低差は763mと、関東一を誇っている。

山頂の展望台からは、東に富士山、南に駿河湾・伊豆半島、西に七面山、北に早川渓谷・南アルプス・八ヶ岳連峰・甲府盆地など、雄大な自然が織りなす360度の大パノラマを満喫する事が出来る。

この『身延山ロープウェイ』が、40年ぶりとなる新型パノラマビューゴンドラを導入。2月23日(火・祝)より運行開始する。

■日蓮聖人の御降誕800年を記念した事業

新型パノラマビューゴンドラの導入は、日蓮宗を開宗した日蓮聖人の御降誕800年を記念して実施するもの。2基のゴンドラ「知恩号・報恩号」は、日蓮宗総本山身延山久遠寺第92世内野日総法主猊下に依頼して命名してもらったという。

1号車「知恩(ちおん)号」は、魔除けを意味する朱色を基調とした搬器。内天井には久遠寺天井画が描かれる。2号車「報恩(ほうおん)号」は、“神秘”を意味する藍色を基調とした搬器。内天井には七面山敬慎院の天井模様が描かれる。

眼前いっぱいに広がる絶景をこれまで以上に楽しめるよう、足元付近までの大きなパノラマガラスを採用。さらにゴンドラ内には液晶モニターを搭載しており、身延山の歴史や、車窓から見える景色を多言語対応で案内する。

身延の街並み、富士山から駿河湾まで絶景の大パノラマを堪能できる新型ゴンドラの導入で、身延山への注目が集まりそうだ。

運行開始:2021年 2月23日(火・祝)  9:00 ~
乗車定員:41名
所要時間:片道約7分
料金:往復 大人1,500円、小人(4歳~12歳未満)750円
公式サイト:http://www.minobusanropeway.co.jp/

(冨田格)