ボクスターという車名は、水平対向エンジンを表す「ボクサー」と「ロードスター」の掛け合わせで生まれている。ミッドシップエンジンレイアウトを活かした恍惚のドライビングプレジャーは、25年の時を経ても色褪せることなく、それどころかテクノロジーの進化とともに新たな歓びを提供してくれている。
去る1月13日から予約受注が始まった「ボクスター 25イヤーズ」は、6気筒エンジンを搭載する「GTS 4.0」をベースに、過去と現在をつなぐ特別な仕立てが施されている。
ボディカラーには、前述のコンセプトカーがまとった「GTシルバーメタリック」を採用。再解釈されたコントラストカラーの「ネオジム」は、フロントエプロンやモノバー付きサイドエアインテーク、20インチのツートンホイール、“Boxster 25”ロゴの25部分などに奢られ、ネオクラシックな輝きを放っている。
また、アルミニウムルックが際立つ“Porsche”ロゴ入りのフューエルキャップや、ハイグロス・テールパイプ、ブラックのフロントウィンドウサラウンドも、「25イヤーズ」の特徴となる。
インテリアと幌はオリジナルのスタイルに合わせ、ボルドーレッドのレザー内装とレッドのソフトトップを組み合わせている。ソフトトップには、エンボス加工の“Boxster 25”ロゴが刻印され、このロゴはソフトトップの開閉状態にかかわらず見ることができる。
そのほか、アルミニウム・インテリアパッケージや14way電動調節機能付スポーツシート、“Boxster 25”ロゴ付ドアエントリーガード、レザー仕上げのヒーテッドGTスポーツステアリングホイールなどが標準装備される。
心臓部には4.0Lの水平対向6気筒・自然吸気エンジンを搭載し、最高出力は400ps、最大トルクは6速マニュアルでは420Nm、7速PDKでは430Nmを発生する。PDK仕様でローンチコントロールを作動させれば、停止状態から4秒で時速100キロに到達する。
価格は、6速マニュアル仕様が1,226万円、7速PDK仕様が1,281万2,000円で、いずれも右ハンドル仕様が導入される。
(zlatan)
画像元:ポルシェジャパン
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