湘南のフレンチ店から、養殖キャビアや県内産トリュフを使ったコースが登場

キャビアと言えばトリュフ、フォアグラに並ぶ世界3大珍味の一つ。これまでは海外からの輸入品でしか味わえなかった希少で貴重な高級食材が、湘南発地産地消コースの目玉として登場。

地産地消のフレンチに挑戦するレストラン「湘南ハッピーキュイジーヌ アッシュ×エム」は、神奈川県内で養殖するチョウザメから採れる自家製キャビアを使ったコースをスタートする。

コロナ禍に苦しむレストランが地元生産者たちとタッグを組み、集客策として前菜からデザートまで全ての料理を地場産の食材を使ったローカル&スローフード(地産地消)コースに挑戦するというものだ。美味しく食材を味わいながら、地元を応援したい。

■地産地消にこだわったコース例

コース料理は「藤沢生豚(なまはむ)と季節のフルーツ」にはじまり、県内産のチョウザメを使用した「チョウザメのスモークと自家製キャビアのアンサンブル」、「湘南チキンのコンソメスープ」、「相模湾の朝獲れ鮮魚と湘南ハマグリのナージュ」、「みやじ豚の低温真空ロースト 神奈川県産黒トリュフのソース」、「薫る野牧場の生乳と平塚産はるみ米のリオレ 湘南イチゴソース」と地産地消にこだわるメニュー。

■フレンチに欠かせないキャビアも地元産

注目は、神奈川県初となる地元産養殖キャビア。フレンチにとって料理に華を添える欠かせない食材。三浦半島の湧水地で6年から7年間かけて育てた希少なチョウザメから卵を採り、全てが無添加の自家製だ。

キャビアと並ぶ高級食材のトリュフも地元産にこだわる。ここ数年神奈川でもトリュフが見つかっていて、薫り高い地元産が届き始めている。

大人数での会食や新年会の需要が見込めないこのコロナ渦中にあっても、店として生き残りを賭け何とか集客を図るために、他店にはないオリジナルで特徴的なコースを打ち出すことで集客を狙う。

これらの料理はテイクアウトやデリバリーも可能で、ステイホームをしながらプロの味が楽しめる。

地元農家や漁師などの生産者と連携を密にし、地産地消にこだわる店の挑戦を応援したい。

住所:神奈川県平塚市夕陽ヶ丘3-5
湘南ハッピーキュイジーヌ アッシュ×エム:http://b-h-m.com/

(MOCA.O)