歌舞伎座の舞台の檜板をリサイクルして生まれた「ハンガー」が登場

木製ハンガー専門メーカーの中田工芸が、昨年春に役目を終えたばかりの歌舞伎座の檜舞台を使用したハンガーを販売する。

■歌舞伎の記憶が刻まれた檜板をそのまま使用

歌舞伎座の舞台は「丹沢の百年檜」を使って作られている。神奈川県の丹沢山で100年という長い年月をかけて育てられた檜は色も材質も均一で、整った木目の木が特長だ。

今回、数々の大舞台を支えてきた檜板は2020年4月の張り替えにより舞台板としての役割を終えて、中田工芸の技術でハンガーに生まれ変わった。ハンガーの正面には歌舞伎独特の化粧である「隈取」を施している。

名舞台が繰り広げられた檜舞台は、大掛かりなセットも組まれ、傷や釘の打ち込みの跡が残っている。それらもあえてハンガーの木部に残すことで、歌舞伎の舞台の記憶が感じられる唯一無二のハンガーとなった。

■職人の手によって生み出される珠玉のハンガー

今回リリースされるハンガーは以下の3種類。

・歌舞伎座/檜舞台/和装ハンガー:22,000円(税込)
・歌舞伎座/檜舞台/ベルトハンガー:3,300円(税込)、販売予定日2021年1月下旬
・歌舞伎座/檜舞台/ジャケットハンガー:5,500円(税込)、販売予定日2021年1月下旬

歌舞伎の歴史が刻まれた檜板を使い、職人の技によって1本1本生み出されるハンガーには「ふくをかける」という想いとともに「服だけでなく幸福もかける」という願いが込められている。

洗練されたデザインで、部屋のインテリアとしても映える逸品だ。

購入は、NAKATA HANGER オンラインショップおよび青山ショールームにて。数量限定品のため、購入は1人1点のみとなっており、売り切れ次第販売を終了する。

公式Webサイト:https://www.nakatahanger.com/features/2021-01-08/

(TF)