日本とドイツの美が息づく、特別な「BMW 7シリーズ」はわずか2台

7シリーズは、圧倒的なまでのエレガンスや卓越したパフォーマンス、最先端の運転支援システムを搭載したBMWのフラッグシップサルーン。

現行モデルは2015年にデビューした6世代目で、2019年7月のマイナーチェンジによって、従来よりも約40%も大型化したキドニーグリルやそれと連結する精悍なLEDヘッドランプ、フルデジタル・メーターパネルなどを採用している。

今回の限定車「7シリーズ ピュア・メタル・エディション」は、ラグジュアリーグレードの「750Li xDrive Excellence(1,871万円)」をベースに、BMW Individual最高品質のピュア・メタル・シルバー塗装のエクステリアや、匠の手による芸術性の高いインテリアが採用されている。

外装色であるピュア・メタル・シルバーの特徴は、重厚なメタルの塊感と磨き込まれた表面の美しさにある。これは、塗料の粒子密度向上に加え、厚みのある塗装面と極めて高い平滑性という高度な技術によって実現されている。

また、足元はハイグロス・ポリッシュ仕上げの20インチアルミホイールが引き締め、ラグジュアリーの真髄を垣間見せている。

内装では、BMW Individualのフル・メリノレザーシートに加え、人間国宝である奥山峰石(おくやま ほうせき)氏が丹精を込めて手がけた鍛金・象嵌細工(たんきん・ぞうがんざいく)を施した「銀板トリム」を採用する。

トリムに描かれた文様のモチーフは、福島県にある三春滝桜(みはるたきざくら)の枝垂れ桜。冷たいメタルの上にも春を待つ自然の息吹が感じられ、日本人の心の琴線に触れる作品となっている。

後席には、エグゼクティブ・ラウンジシートやシャンパンボトルなどを冷やせるクールボックスが備わるほか、桜の文様をあしらった純銀製カップも特別に装備される。

ビッグサルーンながらドライバーズカーとしての個性が際立つ7シリーズだが、運転手にステアリングを預けたショーファードリブンとして、桜の名所を巡るのも悪くないだろう。価格は2,650万円。

(zlatan)

画像元:BMWジャパン