アウディS8といえば、映画『トランスポーター』のスクリーン上で躍動する姿が思い出される。
そのボディ構造には、初代A8に採用されて以来たゆまぬ進化を続けるASF(アウディスペースフレーム)を採用。アルミニウムやスチール、マグネシウム、そしてCFRP(カーボンファイバー強化プラスチック)を適所に配置することで強固かつ軽量なボディを追求し、正確なハンドリングや高い静粛性を実現したと謳われる。
4世代目となる新型ではさらに、上質かつダイナミックな走りを実現する「プレディクティブ・アクティブサスペンション」を搭載。レーザースキャナーやカメラセンサーで路面の凹凸を先読みし、サスペンションストロークをアクティブに制御する。また、リアスポーツディファレンシャルがquattroと組み合わされる。
さらには、速度に応じてリヤタイヤの位相を電子制御する「ダイナミックオールホイールステアリング(四輪操舵)」も装備。このシステムでは、65km/h以下ではリヤタイヤがフロントと逆方向に最大5度まで操舵して取り回し性を向上させ、中高速ではリヤタイヤはフロントと同方向に操舵されて操縦安定性を向上させる。
エクステリアでは、S8専用デザインの前後バンパーや4本出しの楕円エキゾーストフィニッシャー、5ダブルスポークデザインの21インチアルミホイールが特徴であり、A8との違いも表現されている。
一方のインテリアは、カーボンのデコラティブパネルやバルコナレザーを用いたスポーツシートなどを採用し、ハイレベルな上質スポーティが演出されている。価格は2,010万円。
(zlatan)
画像元:アウディ ジャパン
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