SF作家たちの想像力を未来の自動運転社会のヒントに。日産自動車 初のSF小説を出版!

フィクションで描かれた未来が、近い将来ノンフィクションの世界になるかもしれない。
車載AIとの会話、信号のない未来・・・SF作家たちが創造する未来のクルマ社会と人の暮らしを楽しんでみたい。
日産自動車(以下:日産)は、初のSF小説「答え合わせは、未来で。」を2020年1月30日(木)までKindleで発売する。
今回の小説のテーマは「自動運転社会の未来」。
日産は、世界初の先進運転支援技術「プロパイロット2.0」を搭載した新型「スカイライン」を発表するなど、ゼロ・フェイタリティ社会の実現を目指し、最先端の技術開発を進めている。今回、未来の世界を創造するSF作家や人気作家とタッグを組み、技術とは異なる観点でとらえた、想像を超える自動運転社会の未来をフィクションで描いた。日本SF大賞を受賞したSF作家など7名の人気作家が描く「答え合わせは、未来で。」は全19話のショートストーリー集で、電子書籍アプリKindleで発売するほか、日産自動車公式HPでも一部作品の試し読みが可能だ。

~なぜSF作家や人気作家なのか~
月探査ロケット、冷凍食品、タブレット端末、ネットショッピング。すべてSF作家が的中させた未来。なぜ、SF作家は未来を的中させることができるのか。それは、未来を今の延長線上で描くのではなく、そして制約にとらわれることなく、想像だけで描くからなのではないか。
自由な発想に基づいて描かれたクルマ社会の未来予想は、一見どれも非現実的に見えるからこそ、その実現に向けたヒントになるのかもしれない。日産は、想像力を駆使し、非連続な未来を描ききるフィクションライターに、自動運転社会の未来予想の一旦を託してみた。

Kindleにて発売開始中。日産公式HPでは試し読みも
「#日産未来文庫」は11月26日(火)より電子書籍アプリKindleにて、1ダウンロード88円(税抜)で販売をスタート。Kindleのダウンロード手順は下記の通り。また、特設サイトおよび日産の公式SNSでは7作品を公開、試し読みが可能だ。

■SF界を牽引する日本SF大賞受賞作家ら7名が参加
自動運転社会の未来予想を描くのは、2017年に『ゲームの王国』で第38回日本SF大賞を受賞したSF作家の小川哲氏、多くのユーザーがSNSでオリジナルの物語を投稿し話題となった『54字の物語』の発案者であり企画作家の氏田雄介氏など、人気作家7名たち。日々、最先端の技術と向き合う技術者ではないからこそ、やわらかく自由な発想や視点で捉えたクルマの未来物語を、ぜひ楽しみたい。

小川 哲 第1話「ヒッチハイクごっこ」
1986年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退。2015年、『ユートロニカのこちら側』で第3回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞し、デビュー。2017年刊行の長編『ゲームの王国』で第38回日本SF大賞、第31回山本周五郎賞を受賞。現在、「小説すばる」で「地図と拳」を連載中。近著に『嘘と正典』(早川書房)
長谷 敏司 第17話「フオパ氏のお気に入り」
1974年生。『戦略拠点32098 楽園』でデビュー。『My Humanity』で第35回日本SF大賞を受賞。著作に『BEATLESS』など。現在、SFがAI技術の発展にもたらした影響を調査する「AI×SFプロジェクト」に参加している。
藤井 太洋 第12話「すべてはGT-Rのために」
1971年生まれ。エンジニアとして東京都内のPCソフト開発会社に勤務していたが、2012年にスマートフォンで執筆した小説「Gene Mapper」を電子書籍として販売したところ、当年のKindle本で最も販売数の多い小説となり、作家へと転身する。2013年からは専業作家として『オービタル・クラウド』を執筆。本作で第35回日本SF大賞と第46回星雲賞日本長編部門を受賞。2019年、インターネットの自由をテーマにした作品集『ハロー・ワールド』で第40回吉川英治文学新人賞を受賞。日本SF作家クラブの第18代会長(2015年~2018年)を務めた。
そのほか、氏田雄介氏、カツセマサヒコ氏、田丸雅智氏などの作家陣がプロジェクトに参加している。
■日産の自動運転技術で未来のモビリティをもっとワクワクに
クルマをもっと安全で、快適で、ワクワクする乗り物にしたい、その思いから日産はクルマ造りに正面から向き合い、自動運転技術や電気自動車など最先端の技術開発に力を入れてきた。特に自動運転技術は実用化を目指し、20年以上にわたり運転支援技術革新をリードしてきました。2016年、より広いシーンで統合的に支援する「プロパイロット」を、2019年には、高速道路で同一車線内ハンズオフが可能なナビ連動ルート走行を実現した世界初のシステム「プロパイロット2.0」を実用化。
今後も技術の日産に期待したい。