伝統芸能に「興味はあっても敷居が高い」と感じる方でも、食事をしながら寛いで鑑賞できる場所がある。
365日、能と狂言を始めとする、日本舞踊、雅楽、文楽、琉球舞踊、神楽など公演を行う劇場型レストラン&ラウンジ「水戯庵」だ。
水戯庵では、人間国宝 京舞井上流五世家元 井上八千代を迎え、特別な公演の開催が決定した。
■一日限りの特別公演
祇園祭りを迎えるこの時期、京都の季節感を愉しめるよう、井上八千代(人間国宝)による京舞公演の開催を決定した。演奏には、こちらも人間国宝である富山清琴を配し、京舞の神髄を堪能できる贅沢な演目を予定。
【開催概要】
演目:地歌「葵上」
出演者:井上八千代、富山清琴 ほか
日程:2019年7月14日(日)
第二部 開場 13:30 開演 13:45 / 第三部 開場 17:30 開演 19:00
席料:5,000円から(税込/お一人様)
■井上八千代 / いのうえ やちよ
京舞井上流五世家元。観世流能楽師片山幽雪(九世片山九郎右衛門・人間国宝)の長女として京都に生まれる。祖母井上愛子(四世井上八千代・人間国宝)に師事。1959年井上流入門。1970年井上流名取となる。1975年学校法人「八坂女紅場学園」(祇園女子技芸学校)の舞踊科教師になる。1999年芸術選奨文部大臣賞。同年、日本芸術院賞受賞。2000年五世井上八千代を襲名。2013年紫綬褒章を受章。2015年重要無形文化財保持者に認定。日本芸術院会員。公益社団法人日本舞踊協会 常任理事。
■水戯庵
東京の中心地である日本橋に佇む、由緒正しき福徳神社に隣接する福徳の森。その福徳の森の地下にオープンする「水戯庵」は、世界無形文化遺産にも登録され、日本最古の芸能である「能楽」をはじめとする日本の伝統芸能が愉しめる空間で、日本を代表する寿司、お酒、甘味を五感で味わうことができる新感覚の劇場型レストラン&ラウンジ。
「日本を嗜み愉しむ」を基本コンセプトとし、店内は日本が誇る巧緻を極めた伝統工芸の要素を取り入れた室礼となっており、粋で艶やかな和の空間が広がる。
この舞台には、能楽五流派(観世流、宝生流、金春流、金剛流、喜多流)、能楽囃子方各流派、狂言二流(大蔵流、和泉流)の他、京舞井上流、日本舞踊花柳流、藤間流、琉球舞踊宮城流、文楽、雅楽といった、日本の伝統芸能を代表する各流派が日替わりで出演する、日本でも唯一の場所だ。
伝統芸能に初めて触れる方も愉しめる劇場型レストラン&ラウンジ「水戯庵」。人間国宝の京舞を間近に鑑賞できる貴重な機会に足を運んでみては。
住所:東京都中央区日本橋室町2-5-10 B1F
(MOCA.O)