9月24日の十五夜に、和菓子と能の世界を愛でるセミナーが嵐山で開催

2018年9月24日(月・祝)は十五夜。日本人は古来より月を愛で、芸術や和菓子でその美しさを表現してきた。

「翠嵐(すいらん)ラグジュアリーコレクションホテル 京都」では、十五夜の当日に、美しい日本の文化を和菓子を通じて再発見する特別連続セミナー「翠嵐×虎屋”おかしのこと”」第4回セミナーを開催。

名月にちなむ菓子と能、そして観月が織りなす嵐山の悠久の月夜を楽しみたい。

■十五夜に開催されるセミナー
古来より美の象徴とされてきた「月」をテーマに、能楽師・文化庁文化交流使の河村晴久(かわむらはるひさ)氏を講師に迎え、室町時代に基礎が築かれた能楽から、日本文化の原点について講演。

題材として取り上げられるのは、中秋の名月が風雅に描かれる世阿弥の作品「融(とおる)」で、源氏物語の光源氏のモデルとなった源融(みなもとのとおる)の霊が月下で美しい舞を披露する幻想的な物語だ。

そののち、虎屋がこのセミナーのテーマにあわせて用意した菓子「焼物製 秋宵の月(しゅうしょうのつき)」を提供。月を和菓子で表現する日本ならではの「美意識」を感じながら、翠嵐のソムリエが厳選したワインを共に味わうイノベーティブな味わい方で、和菓子の奥深さを再発見できる。

セミナーの最後には、翠嵐の日本庭園に誘い、嵐山に浮かぶ美しい月の観望を。河村氏の話と虎屋の菓子の余韻に浸りながら、格別な観月会を体験しよう。

■虎屋「焼物製 秋宵の月」
「秋宵の月」は澄んだ夜空に輝く満月をあらわした菓子。求肥を煉って混ぜ込み、もっちりと口当たりよく焼き上げた生地と、刻み栗入りの風味豊かな餡が楽める。表面に配された金粉が月光をイメージさせてくれる。

■翠嵐×虎屋「おかしのこと」概要
「五感の総合芸術」と言われ、人々を魅了する和菓子。「おかしのこと」は、約500年の歴史を持つ和菓子屋「虎屋」とともに、和菓子の世界を探求するセミナー。奇数月毎に、季節を彩る和菓子と革新的な和菓子の楽しみかたを紹介しながら、四季折々にはぐくまれた美しい日本文化を再発見していく。

いにしえより大切にされてきた“日本の心”を探求する特別な一夜を、大切な人と共に過ごしてみては。

概要開催日:2018年9月24日(月・祝)
場所:宴会場「茜」ならびにホテル日本庭園
受付:18:00~ ホテルロビー
セミナー:18:30~19:45(観月会:19:30~)
参加費:6,000円(税金・サービス料別)※お菓子・ワイン付
予約:info@suirankyoto.com
※定員に達し次第締切

(田原昌)