オメガ「レイルマスター」が現代的なスペックとタイムレスなデザインで復刻

信頼され、愛されてきた「OMEGA(オメガ)」の時計。その伝説的な逸品「レイルマスター」が復刻された。

■現代的なスペックとタイムレスなデザインで復刻
1957年に発表されたレイルマスター。60年が経った今、このタイムピースが復刻する。新たなレイルマスターは、オリジナルのシンプルでエレガントなデザインを踏襲しているが、スタイルはアップデートされ、最高の機械式ムーブメントが搭載されている。

その名が示すとおり、レイルマスターは鉄道員など電界の近くで働く人々のために作られたもの。当時、ほとんどの時計が60ガウス前後の耐磁性しかなかった時代、レイルマスターは内部の保護ケースによって最大1,000ガウスの耐磁性を備えており、精度の信頼性を保証していた。

今日、オメガはなお耐磁性能において業界トップの評価を得ている。そして新しいレイルマスターは、「コーアクシャルマスター クロノメーターキャリバー8806」を搭載することで、オリジナルモデルの15倍の耐磁性を実現。スイス連邦計量・認定局(METAS)による業界最高水準の認定を受け、15,000ガウスの磁場に耐えられるこの新しいレイルマスターは、オリジナルモデルの特徴である最高の耐磁性を見事なまでに思い起こさせてくれるのだ。

もちろん、品質が向上したのはムーブメントだけではない。見る者をひと目で魅了する、垂直方向のブラッシュ仕上げを施した新しいダイアルは、ヴィンテージ スーパールミノヴァが塗布された埋め込み型のインデックスを備えている。

ダイアルには、線路を思わせるミニッツトラックと、オメガの精度を象徴する十字も配され、クラシックな雰囲気を感じさせるベージュのレイルマスターロゴも転写。さらに、鉄道と密接なつながりのあるロリポップセンターセコンドが、バトン型の時分針を引き立てている。

均整の取れた40mmケースはステンレススティール製のブラッシュ仕上げで、波状のエッジを備えたケースバックはナイアードロック(特許出願中)で固定されており、刻印の位置が天地ずれることなく揃う。150 メートルの防水性があるこの密閉性の高いケースバックには、有名なシーホースのメダリオンも刻印されている。

グレーダイアルのモデルは、全体にブラッシュ仕上げを施した一体化型ステンレススティール製ブレスレット(税抜530,000 円)、またはブラウンのレザーNATOストラップ(税抜520,000円)から選べる。

ブラックダイアルのモデルは、同じくステンレススティール製ブレスレット(税抜530,000 円)もしくはテキスタイルストラップ(税抜520,000円)から。

■アンバサダーはプレスリー・ガーバー
今回レイルマスターのアンバサダーをつとめるのはシンディ・クロフォードの息子、プレスリー・ガーバー。

「間違いなく、今の時代も若い男性は時計を必要としていると思います」と、彼は言う。

スペックとスタイルを向上させて復刻した「レイルマスター」。コレクターやファンにとって、待望モデルの発売である。

(田原昌)