そのモデルは、ボルボのラインアップでもっとも小さく、もっとも身近なコンパクトハッチ「V40」に設定されている。
100台限定となる「V40 T2 Navi Edition」は、V40シリーズのエントリーモデル「V40 T2 Kinetic」をベースに、HDDナビゲーションシステム(20万3,600円相当)と純正ドライブレコーダー(5万5,600円相当)を標準装備しながら、価格を299万円に据え置きしたモデルだ。
ボディカラーは、ブラック・パッションレッド・アイスホワイト・アマゾンブルーの4色から選ぶことができる。
もちろん、ボルボ自慢の安全装備にも一切の手抜きはない。40シリーズの他グレードと同様、歩行者エアバッグをはじめ、歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキシステム、全車速追従機能付ACC、BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)など、11種類以上の運転支援技術を含む「インテリセーフ」が標準装備されている。
またドラレコはボルボの安全基準に従って開発された純正品で、Wi-Fi接続によるスマートフォンでの視聴や動画の保存などもできる。もしものアクシデントを記録するだけでなく、ドライブの楽しい思い出も残せるというわけだ。
搭載するパワートレーンは、1.5リッターの直噴ターボガソリンに6速ATという組み合わせ。最高出力122ps、最大トルク220Nmという数値はフツーだが、日常使いでの不満はなく、爽快な加速を味わえるはずだ。JC08モード燃費は17.1km/L。
ちなみにV40には他に、太いトルクや燃費に優れるディーゼル仕様(190ps/400Nm、20.0km/L)も用意されているが、ガソリン仕様には価格の安さに加えて、車重や鼻先の軽さ、それに伴う軽快なハンドリングというメリットもある。とくにV40ぐらいのコンパクトサイズのクルマであれば、ガソリン仕様のフィーリングの方が好みという人も多いだろう。
今回のモデルも内外装や装備はシンプルだが、ボルボらしいシックなデザインや高い安全性を十二分に味わえるモデルと言える。
(zlatan)
画像元:ボルボ・カー・ジャパン
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