独創的な展示と、世界最高峰の近・現代美術のコレクションを有することで知られているニューヨーク近代美術館(MoMA)で、1944年に行われたバーナード・ルドフスキーの展示以来、73年ぶりとなるファッションを主題とした展示、「Items:Is Fashion Modern?」が行われている。
その中で名立たる名品と共にブルックス ブラザーズのアイテム二点が展示。
一つは、アイコニックな1980年代のピンクのオックスフォード生地を使用したボタンダウンシャツ。そして、もう一つは初めてポリエステルを使用した1953年製のシャツだ。
今では形状記憶ワイシャツやノーアイロンシャツがあたりまえになっているが、当時としては画期的なアイデアであり、ブルックス ブラザーズの社長であったジョン・C・ウッドが実際にテスト着用をした最初のノンアイロンシャツなのだ。
こちらの画像は現在販売中のボタンダウン オックスフォードシャツ。
ノンアイロンシャツも含め、コットンを主な素材として使用。
ブルックス ブラザーズは、1818年の創業以来、アメリカの既製服ファッションの大規模小売店として、ポロカラー(ボタンダウン)シャツをはじめとした数々の革新的な商品と優れた価値・品質・サービスを通じて、アメリカン・クラシックの礎を築いてきた。まさにファッション界におけるアメリカンクラシックスタイルの申し子とも言える。
MoMAでの展示は1月末まで開催されている。ニューヨークに出向く際には是非、立ち寄ってほしい。
《展示会詳細》
タイトル:ITEMS: IS FASHION MODERN?
日程:〜2018年1月28日
場所:ニューヨーク近代美術館(MoMA)
ハッシュタグ:#ItemsMoMA