ハスラーのイメージを濃密に引き継ぐクロスビーだが、軽自動車のハスラーに対し、小型車であるクロスビーは車格的に上。それゆえ、内外装や走りのいずれをとっても、当然ハスラーよりワンランク上の質感が与えられている。

ボディサイズは、全長3,760×全幅1,670×全高1,705mm、ホイールベース2,435mm。軽自動車規格という縛りがないため、ゆとりの室内空間や使い勝手のよいラゲッジルームが用意される。乗車定員はもちろん5人。

リアシートには、リクライニング機構やラゲッジ側からでも操作できるスライド機構（最長165mm）が備わる。ラゲッジ下のアンダーボックスは取り外しや水洗いができるので、アウトドアシーンでも活用できるだろう。

パワートレーンは、国内初導入の1.0L直噴ターボエンジンにISG（モーター機能付発電機）を組み合わせたマイルドハイブリッド仕様。トランスミッションには6速ATを組み合わせ、2WD車で22.0km/L、4WD車で20.6km/LのJC08モード燃費をマークしている。

いまや必須の運転支援システムは、緊急時の自動ブレーキや前後・誤発進抑制機能、後退時ブレーキサポート（スズキの小型車初）などを含む「スズキセーフティサポート・パッケージ」が、上級グレードの「ハイブリッド MZ」で標準装備、エントリーグレードの「ハイブリッド MX」で10万6,920円のオプションで用意されている。

新型クロスビーの開発コンセプトは、「一緒に毎日の楽しさを広げていきたくなる“愛すべき相棒”」。まさにその言葉通りの1台に仕上がったと言えるだろう。

■グレードおよび価格
クロスビー ハイブリッド MX＝176万5800円（2WD）／190万8360円（4WD）

クロスビー ハイブリッド MZ＝200万3400円（2WD）／214万5960円（4WD）

（zlatan）

画像元：スズキ