ナイトクルージングからサーキットまで満喫できる「メルセデス AMG GT ロードスター」

クーペのメルセデスAMG GTをベースした「GT ロードスター」は、50km/hまでの速度なら走行中でも開閉可能な電動ソフトトップを備える。所要時間はわずか11秒。首都高がスムーズに流れているときはオープンエアを愉しみ、流れが悪くなったらクローズにするといった使い方も思いのままだ。

内外装の仕立ては、AMGらしいスポーティ感や上質感に溢れている。また、風の巻き込みを軽減するドラフトストップや、温風で首元を暖めるエアスカーフ付きのAMGパフォーマンスシートも備えるから、快適性も極めて高い。

フロントグリルの装いはクーペと明確に異なり、ロードスターではクロームメッキを施した15本の垂直フィンによる「AMG パナメリカーナグリル」が奢られている。これは往年の名車「300SL(レース仕様)」をオマージュしたデザインでもある。

搭載するパワートレーンはクーペと同じく、AMG製の4.0リッターV8直噴ツインターボエンジン・M178と、7速デュアルクラッチのAMGスピードシフトDCTを組み合わせる。「GT ロードスター」は最高出力476ps/最大トルク630Nmを発生。これで十二分だが、高性能版の「GT C ロードスター」は実に557ps/680Nmという恐るべきパワーをみなぎらせる。

ドライブモードは、「コンフォート」「スポーツ」「スポーツ+」「インディビジュアル」「レース(GT C ロードスターのみ)」から選ぶことができる。様々なシチュエーションで異なるキャラクターを味わえるのも、この2シーターオープンの醍醐味だろう。

■グレードおよび価格
メルセデス AMG GT ロードスター=1,834万円
メルセデス AMG GT C ロードスター=2,298万円

(zlatan)

画像元:メルセデス・ベンツ日本